深夜の自販機前から得られる詩情
深夜の街歩きが結構好きだ。終電も完全に終わっており、社会が眠りについたころ。ただの住宅地、あるいは何の変哲もない幹線道路沿い。そういう場所が特に良い。
まず、単純に人が少ない。昼間の様にガヤガヤしていなくて静かだ。だが、だからといって完璧な静寂という訳でもない。時折人とはすれ違うし、太い道路は大抵工事をしている。そもそもコンビニは24時間営業だしね。
深夜の街特有の、この一人だけど孤独じゃない感が好きだ。昼間と違って集団が優位じゃないから、気兼ねなくして動けるのがいい。