灰色ギツネ

「#808080」

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【4選】時間に追われるサラリーマンのためのていねいな破壊【Destroy】

ストレス、それは便利な言葉。 ありとあらゆる体調不良の原因を説明してしまう魔法の言葉。 ストレス、それは解消しなければならない心の膿。 しかし、そんな時間も気力もないのが”サラリーマン”というもの。 だから彼らはただ願う。 「――会社に隕石落ちないかな」 と。 Wish upon a star. だが、願うだけでは何にもならないのも、またこの世の摂理。 では、どうすればいいのか? 答えはそう、決まっている。 ――『破壊』だ。 全国6772万人の”サラリーマン”の

    • SCPと死生観

       遅ればせながらだが、ニコニコ復活記念ということで動画を見た。SCP解説動画。新しいのはなんか難しくて雑魚状態の脳には入ってこないから、昔懐かしの古い奴。  ちょっとした茶番に淡々とした解説、お馴染みのノイズ音が実によく染みわたる。出てくるSCPもお気に入りだ。SCP-268-JP「終わらない英雄譚」、3本目に紹介されているこのオブジェクトが特に。  知らない人向けに簡単にまとめると、「死んだヒーローを復活させて本に取り込み、諦めるまで他人を庇わせて死なせる」っていうクソ本

      • 子供時代と火と破壊

         今年に入ってから煙草を吸うようになった。一日におおよそ2~3本。銘柄もころころ変えて適当に楽しんでいる。1本あたりだいたい25円、駄菓子を買うような気分だ。  正直、そんなに気持ちよくもないし楽しくもない。巷で言われているような「ヤニ吸ってなきゃどうしようもない」みたいな気分には全然ならない。ついつい珈琲を飲んでしまうとの同じでただの手癖。たいして美味しくもないのに毎日にやるのも珈琲と一緒だ。  ただ、物に火がついて、それが燃えていく様を見られるのは楽しいかもしれない。子供

        • コードギアスと一人称

           口語と文語で一人称を使い分けるというのは、日本語ではよくあることだと思う。特に男性の場合、口語では”俺”を使いながら、文語、特にインターネットの場では”僕”を使うという人はたくさんいるだろう。しかし、私はインターネットの文章では一人称に”私”を使うことが多い。  そのことについて、特に疑問を抱いていなかったのですが、最近「コードギアス 反逆のルルーシュ」を一通り見直してその理由を思い出しました。そう、私はルルーシュの真似をしていたのです。  彼もルルーシュとしては”俺”と称

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        【4選】時間に追われるサラリーマンのためのていねいな破壊【Destroy】

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          漫画喫茶の栞先輩

          「先輩、ハサミどこに行ったか知りません?」 「う~ん、どこだろうね」 「そうですか……それより先輩」 「なに?」 「仕事、してくれませんか?」  椅子の上でほとんど水平になりながら漫画を読む栞先輩を横目に備品の荷ほどきをしていたが、さすがにもう限界だった。  ここは都内某所に居を構える漫画喫茶。時刻は深夜二時半。客足も完全に途絶え、エントランスは静寂に包まれている。 「失礼失礼! まるで私がサボっているみたいな言いぐさじゃんか」 「どう見てもそうでしょう」 「違うよ。これはト

          漫画喫茶の栞先輩

          図書館書庫の二人

           陰キャにとって、図書館というものは意外と居心地が良くない場所だ。  もちろん、教室とか中庭とか、そういう明るい場所に比べれば幾分かマシだが、それでもやっぱり私たちの居場所ではないという気がする。静かなのはいいが、少々真面目過ぎるのだ。  どこを見渡してもカリカリカリカリ、ノートに向かってペンを走らせている奴らばかり。なんなら、純粋に本を読んでいる人間の方が少ないぐらいだ。  正直、ふざけるなと言いたい。どうして、私の方が疎外感を覚えなければいけないのか。表通りに居場所がない

          図書館書庫の二人

          喫茶店の敗北者

           昨日は秋葉原の喫茶店にこもって作業をしていた。作業自体は捗ったのだが、なんというか落ち込んでしまった。というのも、目の前の席に前途ある若者が鎮座していたからだ。  詳しく言うと偉い感じの大人と採用にまつわる話をしていた。どうやら、なにかしらの界隈で活躍している活動者が会社に入るか否か、という話らしい。恰幅の良い西洋系のおじさんが3人に、リクルートスーツを着た若々しい青年が一人。微笑ましく、そして応援したくなるような光景だ。必死に自らをアピールする青年、ユーモアを交えつつも会

          喫茶店の敗北者

          初めての精神科体験

           今日、人生で初めて精神科と呼ばれる場所に行ってきた。特に何かが悪いという訳ではないが、前から不眠気味だったのでお試しも兼ねて。  ということで、せっかく行ってきたのでいくつか精神科についての豆知識というか、先生に聞いたあるあるみたいなものを書き記しておこうと思います。ちなみに、おすすめの精神科とかは分からないので、ビギナーの人は近くにあってレビューが3.7ぐらいの病院を選ぶのがいいと思います。 ①メンタルクリニックのトイレには鏡がない  全ての病院に共通するかどうかは分

          初めての精神科体験

          最近読んだ本紹介【2024/07】

           今回は漫画多め。 1.ガレキ!ー造形少女の放課後 やっぱり私はこういう作品が好きだ。恋愛的な百合とは違うけど、それでも単なる軽い友人とは異なる関係性がある作品が。換言していうと、尊重し合う少数派が好きなんですね。見ていいなぁと思うから。  作品としては、ガレージキットに本気で向かい合う少女たちが、ワンフェスなどの出場を目指して頑張るという話。オタク的には馴染み深い用語が沢山登場して楽しいし、青春ものとして読んでも気持ちの良い一作です。   誰かこういう関係性に名前をつけ

          最近読んだ本紹介【2024/07】

          この世で最も過大評価されているものを発表……

           私が思うに、『食事』という行為はこの世において、あまりにも過大評価されすぎている。  もちろん、『食事』は大事だ。動物として食べなければ生きていけないし、美味しい物を食べて幸せという感情も分かる。別にディストピア飯を推奨している訳でも、エセ合理主義者のように「食事なんてただの栄養補給」などと言いたいわけでもない。ただ、少しだけ評価が高すぎるのでは、と思っているだけだ。  いや、正確に言えば、私は『食事』を下げたい訳ではない。むしろ、『睡眠』の立ち位置をもう少し向上させたいの

          この世で最も過大評価されているものを発表……

          Japanese heart is not satisfied yet.

           近頃、何かとニコニコ動画が話題だ。サイバー攻撃を受けた上での話だからあまり持ち上げるのはどうかと思うが、かつてニコニコキッズだった私としては嬉しいものだ。  そんな世間の流れに押されたのか、あるいは作品の狂気に導かれたのか、「しかのこのこのここしたんたん」の音MADがYouTube上でもいくらかアップロードされているようだった。  ほんの一秒にも満たないペラペラな素材をこすり倒し、妙にクオリティの高いコラを作り上げるその姿勢はまさに古の職人たち。令和に入り六年も経ち、Z会

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          吸血鬼と養分

           献血は結構好きだった。  頭がすっきりする気がするし、意外と豪華な土産がもらえるし、それになにより誰かの役に立っている気がして嬉しいし。  だから、もし僕が終わるときは身体の血を全部抜いて欲しいと思っていた。 「――なるほど~! だから、ウチに来て下さったんですね!」  カウンターを挟んで、金髪の少女が適当な相槌を打つ。  まずは客の来店動機から聞く。コンカフェ嬢のテンプレの初動だ。  マニュアルを守っていて素晴らしい。僕は感心しながら水を飲む。そして、首を横に傾ける。する

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          雨と野蛮人

           最近、突然の雨が多い。多分、私が天気予報を見ていないだけで、実際は突然でもなんでもないんだろうけどそう感じる。今日も朝方の短い時間だけ雨が降っていて、傘を持たずに出かけた私はしっとりと濡れてしまった。まあ、別に構わないけれども。  個人的に雨は結構好きだ。帰り道限定なら、濡れることも悪くないと思っている。帰った後に浴びるシャワーが気持ちいいし、傘の群れの中で一人むき出しのまま歩いていると、なんだか昔を思い出すからだ。どうしても欲しいゲームを買いに豪雨の中を突っ切った日、びし

          灰かぶりならよかった

          空はどこから空なのか 一人の鳥には分からない 遠くに見えてはいるけれど 道路もマップもどこにもない 彼は今日も一人 意地の翼を広げてる 気分はきっとブラックスワン 逆張り異端の変わり者 でもでもホントは灰色で オーガニックにゃ程遠い ああ、いつか 夜鷹のようになりたいな 飛んで、落ちて、焦げて 星になれたら幸いです ――って、ちょっと気取り過ぎかもね キミ

          灰かぶりならよかった

          回想:才能至上主義

           注目の作品「学園アイドルマスター」がサービスを開始したため、私も早速プレイを始めた。二回程プロデュースを回して、気になっている方の雰囲気をチェック。久しぶりのアイマス、夢と青春の香りが心地よくて今後もしばらくはプレイさせて頂くことになりそうだなと思った。  ……と、このまま学マスの感想を垂れ流してもいいのだが、今日の本題はそちらではない。タイトルにつけた通り「才能」にまつわる思い出の話だ。  あれはそう、高専生時代の頃。当時の私はまさに「才能至上主義者」だった。ありとあらゆ

          回想:才能至上主義

          眠れないので夢を想う

           最近また眠れない日が続いている。コーヒーの飲み過ぎか自律神経の問題か、はたまた空腹が原因か。よく分からないけれど、布団に横たわって一時間以上うだうだしていることがよくある。暇で仕方がない。だから、そういう時はいつも益体のない妄想ばかりしてしまう。そのせいでもっと眠れなくなっているのかもしれないけど。  昨日はポケモン世界の物流について考えた。危険生物が多数存在し、なおかつその地位が高いあの世界ではきっとトラックドライバーなんかは大変だろう。まともに舗装されていない道路も多そ

          眠れないので夢を想う