コードギアスと一人称
口語と文語で一人称を使い分けるというのは、日本語ではよくあることだと思う。特に男性の場合、口語では”俺”を使いながら、文語、特にインターネットの場では”僕”を使うという人はたくさんいるだろう。しかし、私はインターネットの文章では一人称に”私”を使うことが多い。
そのことについて、特に疑問を抱いていなかったのですが、最近「コードギアス 反逆のルルーシュ」を一通り見直してその理由を思い出しました。そう、私はルルーシュの真似をしていたのです。
彼もルルーシュとしては”俺”と称し、ゼロという仮面をかぶった姿では”私”という呼称を用いていた。コードギアスは冗談ではなく100周するぐらい好きな作品だったので、きっと無意識に影響を受けていたんでしょうね。公人として、仮面を被っている時は”私”と名乗るべし。その方がかっこいいというような。 多分、言い回しが一々回りくどくなりがちなのも、黒い服ばかり着るようになったのもルルーシュの影響だ。やってくれたぜ、全く。
というか、冷静に考えるとコードギアスが放送していたのって、もう15年以上前なんですね。作中の舞台だった皇歴2017年もとっくに超えて早7年、怖いものです。
振り返ってみると、初めてギアスを見た時はまだ小学生でした。R2から見始めて、一期の話は小説版を見てなんとなく理解するという、変な見方をしていましたね、確か。当時は次の週が本当に待ち遠しかったなぁ……特にラグナレクの接続の回はミニバスの試合から急いで帰って見たのを今でも覚えています。
過ちも罪も背負って、それでも未来に進もうとするルルーシュ、そして人類と世界の選択。それは本当にカッコ良くて、美しくて……私の創作的な趣味が固まった瞬間でした。
今もまさにそうですが、人は油断すると過去にすがってしまいがちです。明日を求めて戦って生きるのはとても辛い。でもだからこそ、そうあれることが美しい、たとえ無為に死ぬのだとしても。私はそう信じたい。
なんて、一人称の話から少々飛躍しすぎましたね。これだから中二病患者はたちが悪い。そろそろ私も14歳が14周年ですが、彼にかけられた願いというギアスは解除されそうにもありませんね。まあ、身の丈に合わなくなったら、オレンジでもたくさん食べて頑張ることにしましょう。
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