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明日に期待したい。

騒がしい月曜日が幕を開けました。
政府は7日に緊急事態宣言を出すことを決めたようです。実施は8日からとの憶測が流れていますが、これは計画的なリークなので間違いないでしょう。

今は夕方の17時で、朝からバタバタと今後の対策をしていました。今日のnoteは僕の今の心境をツラツラと書き残しておこうと思います。

これまで政府からは緊急事態宣言によって企業活動がどの程度制限されるのか、今の生活がどう変わるのか具体的なイメージの説明がありませんでした。日本では欧米のような強制的なロックダウンは無いということは分かっているのですが、日本人の国民性から自粛方向に舵が切られるのは間違いなさそうです。

どう事業活動が制限されるかは、明日7日の閣議で決定される経済対策の内容次第かなと思っています。それによって事業活動を自粛できるのか、それでも進まないといけないのか多くの企業の命運がかかっています。

命には代えられない。
これが今、僕らが直面している状況を言い表した表現です。

そして僕らが出さなければいけない答えは、命をとるか、お金をとるかです。そんな究極的な問いを突き付けられています。当然、命とお金のどちらをとるか?と聞かれれば「命に決まっている」で終わりです。別に議論することもないし、みんなそれが正しいと思っている。

それでもお金の話しが付いて回ります。自粛して家に閉じこもることは可能です。ただ、そうなると早晩息詰まる企業や個人は、多くの人が思っている何百倍もいるのです。

それが今、僕らが直面している状況を言い表したもう1つの表現です。

早ければ今月の20日、そして月末の支払ができない企業もあるでしょう。
3月から急速な自粛によって立ち行かない企業は増加しており、飲食店や観光業、ホテル、エンタメ業界、レジャー業界など大打撃を受けています。政府は既に様々な経済政策を打っていますが、急激な需要減退から事務処理が追い付いていないのが現状かと思います。

また、これらの支援は仮に無担保、無利子だったとしても借金です。借りたお金で仕入れや人件費や借金を一時的に返済できたとしても、その借金はいつか返済しなければなりません。返済するには商品やサービスを提供して収益をあげることが不可欠です。その見通しがつかなければどうすることもできません。

自粛要請とは、企業経営からするとそれくらいに厳しいものです。「早く緊急事態宣言しろ」とか、「欧米のようなシャットダウンをすべき」はもちろん正解だと思います。ただ一方で自粛や休業した場合の補償とセットでなければ、このコロナ禍を日本は乗り越えていくことはできないでしょう。

そもそも、日本に補償をするだけの財源があるのでしょうか?
日本は超高齢化社会を迎え、様々な課題の中にいます。今も税収を上回る財源の中ので暮らし、一人当たりの国の借金は増え続けています。その借金を下の世代に押し付けることなく、今の世代の大人たちが新しい日本を創らなければなりませんでした。

そんな中で起きた今回のコロナ禍。
日本は覚悟を決める時です。

自粛と休業(もちろん失業も)を補償し、大きな借金を背負い、一から再スタートを切るべきだと思います。少し先の話しにはなりますが、これまでの制度や利権やしがらみを一掃するチャンスでもあります。

誰もが無傷いることはできません。

一人ひとりがすこしずつ痛みを分け合って、日本という国を再建していく、国民としての矜持が問われているのだと思います。俺だけ、私だけ、では今の局面を打開することはできないのです。

是非、総理には強いリーダーシップを発揮してもらいたい。
「命」を守るためには思い切った「お金」(経済対策)が不可欠です。
過去にない大胆な対応策を国民に提示してもらいたいと思う。

明日に期待したい。

こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!