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日本のビジョナリーカンパニー

もう春ですね。
まだシャツの上に薄目のセーターを着ているのでが、そろそろ必要なくなりそうです。来週には桜も開花しそうで一気に春満開となりそうです。コロナの方はWHOがパンデミック宣言しましたね。個人的な意見ですがオリンピックは9分9厘中止もしくは延期になると見ています。

さて、今日は「日本のビジョナリーカンパニー」について書こうかと思います。ビジョナリーカンパニーという本はご存知ですか?

時代を超え、際立った存在であり続ける企業(ビジョナリー・カンパニー)の理由を解き明かしたジム・コリンズ作の名著。徹底した調査とライバル企業との比較対象などこれまでの経営の常識を次々と看破、時の試練に耐え変わることのない「基本理念」がビジョナリー・カンパニーに最も必要なものであると説いています。

ただ、批判もあって『ビジョナリー・カンパニー』で調査対象になったグレートな企業と冴えない企業との収益性と株式リターンの格差は大まかに言って調査期間後には縮小し、ほとんどゼロに近づいているからです。

そうです。
「嘘じゃん!」みたいな話しだったりします。

僕は嘘だとは思っていませんし参考にさせてもらっています。

さて、話しを戻すと「ビジョナリーカンパニー」とは時代を超えて偉大で居続ける企業です。日本で僕はがイメージするは「リクルート」という会社です。リクルートの創業は1963年なので創業から60年が経ちます。この長い間グレートな企業で在り続けたと僕は考えています。


僕は学者でないので研究とか比較による根拠なんてないのですが、見聞きする情報や、彼らが生み出す新しいサービスは本当に素晴らしいと思っています。学生が就職する時に大学のゼミの紹介経由がほとんどだった時代に「企業への招待」という一冊の本を発行します。今では当たり前になっている学生が就職したい企業を自由に選べる時代を切り開きました。


憲法に保障されている「職業選択の自由」の選択権が本当の意味で学生に開放されたのはリクルートの功績だと思っています。やっぱり江副さんは天才だと思う。大好き!


何でリクルートが日本の「ビジョナリーカンパニー」だと思ったのか。僕はリクルートが好きなので前からビジョナリーだと思っていましたが、実は2月にあるツイートを観たのがきっかけです。


もう商社とか普通に抜いてるんですよね。凄い!リクルート!
昨年末の時価総額は7兆円越えです。
※直近はコロナの影響で5兆円まで下がってます。1位のトヨタも年末の24兆から20兆円代に急降下です。(コロナ怖っ)


情報という新しい資産に早くから目をつけて、紙媒体からネットへの転換や、スマホシフトのスピードなど本当に素晴らしいです。また、テクノロジーにメチャクチャ投資していて今やその辺のベンチャーよりよっぽどITベンチャー感ありますね。ここ数年はM&Aにも積極的でグローバル展開も素早いです。


現在の社長は峰岸さんという方で以前に講演を聞く機会がありました。
リクルートの社長になり社会環境はもの凄いスピードで変化していく。この激しい変化の時代にリクルートは以下に適応すべきか。峰岸さんはリクルートの強みに立ち戻り、変えるものと変えないものを整理しました。

リクルートの強みは以下の3つだそうです。

1.起業家精神
2.圧倒的な当事者意識
3.ナレッジマネジメント


この3つは変えないと決め、逆にそれ以外は全部変えるくらいの覚悟で取り組んだそうです。リクルートは日本企業らしくない独特な文化のある企業だと思っています。70年代から終身雇用でもなく年功序列でもない企業なんて素敵ですよね。

リクルートの強みは人材であり企業文化にあると思っています。現在はindeedなどの海外の大型買収が成功しているようですが、リクルートのリクルート足りえている企業文化が海外の全く違う企業と上手くシンクロするのかをとても興味深く注視しています。


もし、それさえも飲み込んでいくのなら本当にグローバルTOPに昇りつめるかもしれないと思っています。日本人として応援しています。

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工藤太一/印刷会社二代目/glassy株式会社代表取締役
こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!