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効率的に生きるための思考戦略 その二

○はじめに

前回記事 効率的に生きるための思考戦略 

○目次

- 速読・速聴・即話・速書を鍛える
- マルチに物事をこなす能力
- やらない・捨てることを決める
- 都心に住む。職住近郊。多拠点生活
- 所有しない。ミニマリスト生活。
- 偏見を0にする
- 自己紹介を省略できるコンテンツを作成する
- 家の中で全てを完結させる
- タスク管理にて、脳のバッファの節約をする
- オリジナリティはパクリからしか生まれない
- 正直に生きる

○速読・速聴・即話、速書を鍛える


情報収集のやり方が命取りになる時代である。情報が氾濫し、目まぐるしい変化をとげる社会では、大量に情報収集できることとその情報を精査・整理整頓できることが重要になっている。情報の精査と整理整頓のサービスを運営するだけでマネタイズできるようになるくらいニーズがあって、必要な事なのだ。今回はこの情報収集の土台作りにフォーカスを当てる。とはいってもツールの事ではなく、人間の能力を鍛える訓練について話す。その鍛えるべき能力が、見る・聴く・話す・書くの速度だ。この4つの能力を鍛えれば情報収集の効率があがる。

まず見る・聴くから説明する。見る・聴くは動画をみるや、本・ニュースを見る(読む)が該当する。主なインプットはこれらの媒体から行うことが多い。この見るのステップで重要なことは、前項である量効率転化で述べたように、まずは大量の情報のシャワーを浴びなければいけないのだ。やり方としては2つあり、ツールにより環境を整えるのと、人間の基礎能力をあげる事が挙げられる。環境はまた別項でのべる。基礎能力の上げ方は単純に倍速にて見れるように訓練すればいいだけだ。殆どの動画プレイヤーが倍速機能がついているので、2倍速に設定する。それらをデフォルト設定にするのだ。最初は何も分からないかもしれないが、野球でも動体視力が上がるようにどんどん見れるようになるのだ。慣れてくればどんどんどんどん速度を上げていく。映画も読書も全て倍速以上で見るように矯正する。そうすれば普通の人の倍以上のインプットができるようになる。また倍速に慣れると、リアルで人が話していても速度に余裕があるので、そのあいだに物事を考えることができる。さらに映画を倍速でみることで感情が動く速度も倍速になるため、相手が必要としている共感も簡単に提供できるようになるのだ。

次に話すこと・書くことも高速化する訓練をする。話すこと・書くことはアウトプットなので、訓練すればアウトプットが倍速以上になる。本来インプット・アウトプットはセットで情報収集な筈なので話す量も増やさなければ意味が無い。くだらないはったりなのだが、倍速で喋ることで相手の思考をさせないこともできる。ただ無駄な早口は迷惑なので辞めた方がいいが。早く話すトレーニングをしても人と話すのは相手が求めている速度で良い。ここで重要なのは、その鍛えた速度と相手と喋る速度の差分だけ余裕が生まれるのだ。その時間で次に喋る話題や話の繋ぎなどを考えることが出来るのだ。さらに書くことの速度もあげる。しかし現代では書くことは殆どネットかスマホだ。なので手書きする能力を上げる必要はない。むしろ速度を追求するならリアルなメモ帳やノート・ペンは捨てた方が良い。スマホやネットでの入力は補完機能が効くので、難しい漢字も秒速で完結できるのだ。フリック入力などを使えば大量の文章もすぐ書ける。極端な話、リアルで書く能力は全くいらない。書いたデータはそのままクラウドやHDD・SSDに保存され管理さえやっておけば、もう二度と同じ事を書かなくても良いのだ。という訳でタイピングとフリック入力を極めるのが速書の一番の近道となる。タイピングはフリーソフトで鍛えればよい。フリック入力は日頃のラインのやり取りなどで鍛えれば良いのだ。

この4つの能力を鍛えれば、情報収集が捗る。そして同時並行で鍛えなければ駄目だ。書くを鍛えても、見るが無ければインプットが不足するし、その逆も然りだ。人間の能力は半端ないので日常でどこまでいけるかが楽しみながら行える訓練である。

○マルチに物事をこなす能力


昔に比べて、やるべき事が山のように増えた。シングルタスクではタスク処理が追いつかない時代になっている。ここでマルチタスクを提唱したい。よくマルチタスクは頭を悪くすると言われるが、それは本当なのだろうか? 脳内のCPUを分割して最大限活用するマルチタスクは脳の使用効率が良いはずだ。ただマルチタスクには条件がある。順番が関係ないタスク群である事だ。マルチタスクはタスクをパラレルに処理を行ってしまう。なので順番に縛りがあると破綻してしまうのだ。例えば、湯船に入りながら読書は順番がないため、パラレルに処理できるが、料理と買い出しでは順番があるため、パラレルに処理できない。さらに料理にスコープを当てると、料理の各工程がパラレル化するととんでもない料理が出来上がってしまう。このようにマルチタスクの要素は、独立していて関係が薄く順番が無いものでなければならない。

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