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洋服が好きすぎて、アパレル販売員を辞めました。
私は幼少期から、とにかくファッションに興味があり、早く大人になりたいと思っていたのは、カッコよくてカワイイおしゃれな洋服を自由に着たかったからです。
短大は服飾系の学校へ行き、
その後はなんだかんだずっとアパレルの世界にいました。
違う仕事にチャレンジしたり留学やワーホリを経ても、結局アパレルの世界に戻ってきていました。
服を着ることも、見ることも、そして何より売ることが大好きだったからです。
苦境のアパレル業界で夢を見続けた結果
昨年30歳になり、20歳からいた業界から一旦離れる決意をしました。
10年間の中で(海外留学期間を除くと実質8年くらいかな)ヤングレディースアパレルから始まり、
少しの期間ですがラグジュアリーブランドを経験したり、
最後は紳士アパレルも経験し、私はどれだけの人を接客したのだろうと考えるとなんだか感慨深いですね。
たくさんの素敵なお客様に出会い、素敵なスタッフに出会い、苦境のアパレル業界で私はたくさんの夢を見させて頂きました。
業界を離れましたが、今でもすごく自分は、服が好きで接客が好きだったんだなと思います。
ですが、
そんな大好きな業界が、どんどんと業績悪化、そして世の中から必要とされなくなってきていることを、肌で感じるようになってきたのも事実です。
在庫を消化するだけの売り方に限界を感じる
フッション業界って、
とても華やかで誰もが一度は憧れを持つのではないのでしょうか。
素敵なお洋服に囲まれて、ファッションセンスも磨かれて、働いているだけでどんどん自分もおしゃれになっていくのが、嬉しくてたまらなかった時代もありました。
ですが私自身が、変わっていく時代の変化と共に、
どんどん価値観が変わっていき「服は必要最低限でいい」「できるだけモノを持ちたくない」思考へとシフトしていきました。
そして衣・食・住の中で、一番いらないモノが「衣」だと感じるようになり、自分は服を売る立場なのに、矛盾もいいところですよね。
世界中で環境問題が問われる中、
在庫を過多に抱えているアパレル業界に後ろめたさを感じ、
在庫を消費しなければいけない販売の仕方についに限界がきます。
オンラインで洋服を買う時代
洋服は
ネットで買うorネットで下見した洋服を店舗で買う
という方が半分以上なのではないでしょうか。
実は私も洋服を買うときは、ほぼ100%何かしらネットで情報を得て、店舗へ行くかオンラインでそのまま購入に至るかのどちらかがほとんどです。
たまにウィンドウショッピングをしていて「あっ、かわいいな」と思っても、「あとでネットで見てみよう」というパターンもめちゃくちゃあります。
そのくらい、インターネットとファッションは切っても切り離せない関係になっています。
服が大好きすぎるので、違う形でファッションに関わりたいと思った
「在庫が多すぎる」「服を買う時代はもう終わりだ」と、
なんだかアパレル業界の愚痴みたいなことを言っているようになってしまいましたが、私が本当に伝えたいのはそこではありません。
服をダイレクトに売るということと一旦距離を置きましたが、
ファッションは人を幸せにすることができる、とても魅力的で偉大な力を持っていることを皆さんにお伝えしたいのです。
人がおしゃれになりたいとか、可愛く、カッコよくなりたいという気持ちは、はどんなに時代が変われど変わりません。
新しい服に袖を通す瞬間や、シーンに合わせて靴を変えてみたり、好きな人の為に最大限におしゃれを頑張ること。
一度きりの人生を最大限に楽しむためには、絶対にファッションは必要不可欠です。
だから、その魅力を違う形で、世の中に発信できる人間になっていきたい。
時代に合わせて、ファッションを楽しむ
私も昔に比べて、服を買う機会はうんと減りましたが、全く興味がなくなり買わなくなったというわけではありません。
”選ぶ”
ということにより慎重になり、今は情報をできるだけ集めて、本当に必要かどうかを見極めて、そして本当にイケているかもどうかもしっかり考えて、ファッションを楽しんでいます。
今の時代に合った、ファッションの楽しみ方といってもいいかもしれませんね。
そして、今の時代は高い服を着ていたり、流行っているブランドを着ているからといって、おしゃれでイケてるという時代ではなく、外見が全てではありません。
皆さんの選ぶセンスが問われる時代です。
情報を選ぶセンス、住む家を選ぶセンス、食べる物を選ぶセンス、恋人を選ぶセンス、生きるセンス、すなわちその人そのものが造り出す雰囲気全てがファッションへと影響されます。
今後のファッションは、より "ライフスタイル" が重要になってくるはずです。
最後に
皆さんが、おしゃれになりたいと思う瞬間はいつですか?
「好きな人」 ができた時とか?
それまで全く興味のなかった外見に気を使うようになったり、好きな人によく見られたいと一生懸命におしゃれを頑張った経験はありませんか?
自分は外見が良くないからと恋を諦めてしまったり、それが原因で好きな人に振り向いてもらえなかった経験をお持ちの方もいるかもしれません。
おしゃれは、生き方そのモノです。
情報を選ぶセンスを身につけて、自分がイケてると思う服を着て、体が喜ぶような美味しい物を食べて、いつか読んだ本の中から、素敵な言葉をたくさん抜粋して下さい。
私もまだまだ、ファッションについて、おしゃれについては勉強中です。
世の中の人がファッションが生きていく上でストレスとならないように、心から楽しむファッションの情報を発信していきたいです。
そして、ファッション業界の第一線で頑張るアパレル販売員の未来を、どうにかもっと明るい方向へと向けていけたらと、そんなことを考えています。
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