少子化に本気で取り組むのは、20代の私でさえ強い・強い・強い意志が必要
Twitterにて人口動態の事を呟いたら、反響があってとても嬉しかったです。
でも、呟いたあとに、「自分が主体となって、つまり政治家となったとして、本気で少子化に取り組めるのだろうか?」と考えると、それには強い・強い・強い意志が必要だなと感じたので、noteに書いておこうと思います。
就職活動をしていると「フェルミ推定」なるものが出てきます。
「フェルミ推定」では、「日本にある電柱の数は何本?」「日本では1日に何本の飛行機が空を飛んでいる?」などの質問に対して、自分の知っている限られた情報の中から推定することが求められます。
正解がないビジネスシーンにおいて、限られた情報の中で可能な限り正確な解答を出すスキルを見るのが、フェルミ推定なのです。
その際に「人口」というのは推定する上で非常に大事なので、「日本は1億2000万人」という人口は今ではパッと出てくるようになってきています。韓国は5000万、アメリカは3億、中国とインドは10億、ドイツは7000万、インドネシア・フィリピンは2億くらい…と、他の国も何となくですけど覚えています。
さて、「日本の1億2000万人」という数字。確かに2030年くらいまでは正しいのですが、それ以降は一気に怪しくなります。
下のグラフは内閣府が出しているグラフなのですが、2050年には1億人を割り込み、2060年には9000万人を割り込みます。急激な人口減です。
この数字はニュースでも取り上げられる事もあるので聞いたことのある方もいらっしゃるかと思いますが、今回書きたかったのは「2060年を意識して今から動くのは、強い・強い・強い意志が必要だな」と感じた点です。
だって、2060年って今から約40年後。私だって60歳くらいになっているという事です。
今の政治家の平均年齢は55.5歳だそうです(時事)。内閣に至っては62.4歳だそうです(Yahoo)。
彼ら・彼女らにとっての40年後は90~100歳で、残念ながらこの世にいない可能性が高いです(現在の日本の平均寿命は、男性が81.64歳、女性が87.74歳です)。
そんな未来を想像して、ベーシックインカム・減税・移民などの事を動けるのか?と言われると難しいなと感じてしまうのです。
「40年後の数字は〇〇なんだ!だから、今から△△をやらないとダメなんだ!」と瞬発的に言うことは出来ます。ただ、これを実際に政治家として何十年も取り組むのは大変だなぁと想像するのです。
声を上げ、人を集め、導いていくためには、相当な強い・強い・強い意志が必要だと思うのです。
私は、Twitterやnoteにおいて、「将来のためには〇〇した方がいい!」と言う事が多々ありましたし、これからもあるでしょう。ただ、実際に想像してみたら、「これは大変だぁ~」と感じたのです。
だから、何歳であっても、少子化に対して本気で、長期スパンで取り組んでいる人は、方向性に共感するなら応援したいなと思いました。
問題の深刻化にも、問題の解決にも時間のかかる少子化のテーマですが、今後も関心を持っていきたいです。
おしまい。
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