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円安?円高?どっちにしても「成長感」が景気を良くすると思った話

オックスフォードシャツ(長袖)が好きで、普段はオックスフォードシャツ(長袖)しか着ないくらいだったのですが、あまりの暑さにポロシャツ(半袖)に乗り換えたくらい暑い日が続いていますね。

今回は、最近私が気になっている「円高と円安のどっちが正解なのよ?」という疑問について、ある一定の結論が出たので、それを書き残しておこうと思います。

「こうじゃないの!?」ってことあれば、私も金融知識を身につけている真っ最中ですので、ぜひコメントにてお便りお寄せくださいませ!

そもそも世の中は正解がない(ことが多い)

「円高と円安どっちが良いの?」という議論に限らず、世の中には正解がない事が多くあることに大学生になってから気づきました。

高校生までは「1+1=2」とか「英語には5つしか文型がない」とか正解があるものしか基本的には教わりません。

もちろん政治・経済の授業で正解がない要素も教わるのですが、ご存じの通り日本の教育は全てテストで点を取るだけの目的で行われているので、「プラザ合意が行われたのは何年?」のような正解が絶対に出るものになってしまいます。

すると私も含め多くの学生は、「世の中には正解があって、全員がその正解に向かって進んでいるのだ」という大きな勘違いをしてしまう訳です。

しかし、大学生になって、社会のことを学べば学ぶほど「あれ?なんかみんな違う事言ってない?実は、正解がないんじゃない?」と思うようになるのです。

厳密に言えば、「戦争のない社会にしたい」「子どもの貧困は無くすべきだ」「賃金は上がった方が良い」などの皆が正解だと思うものは存在するけれど、その手段・方法が人によって違うんだ、という事です。

今回のテーマである「円高と円安どっちがいいの?」も、最終的なテーマとしては「日本の景気が良くなって、国が成長し、国民が潤う」みたいなゴールとしては一緒なんだと学んだのです。

円安派の理論とは?

「円安が日本の景気を良くする」と考える方は、円安で輸出をする企業が利益を上げられると考えています(トヨタとかキヤノンなどの大企業がメインですが)。

また、海外の子会社の売上が、円安であれば日本円に換算した時に高くなるので、利益が上がります(例えば1ドル=100円よりも1ドル=130円の方が、100ドル売り上げた時に日本円換算で10,000円の売上と13,000円の売上で3,000円も違う)。

さらに海外の人にとっては円安は、「日本に行くと安く物を買える」となるので、日本への観光客が増えて観光地の売上が上がるという事もあります。

・輸出企業の利益UP
・海外拠点を持つ企業の利益UP
・日本への観光客UP

これらが日本の景気を良くしていくというのが円安派の(主な)主張です。

円高派の理論とは?

「円高が日本の景気を良くする」と考える方は、基本的には円安派の逆となります。

円高になれば輸入するのが安くできるので、輸入をする国内企業が利益を上げやすくなるという形です。

・輸入企業の利益UP

円高派だと1つしかないので不安を覚えるのですが、日本のGDPに占める製造業の割合は18%で、75%は第3次産業となっており、輸出産業が多い製造業よりも輸入産業が多い第3次産業の方が割合としては高いので、円高メリットの企業の方が多いのです。

成長感こそ大事だと思う

円安派も円高派も、「日本の景気が良くなって、国が成長し、国民が潤う」為に論じているという点では同じですが、手段・方法が違うのです。

正直、私はどっちが正解というのは分かりませんでした。ググればググるほど、どっちの意見も出てきます。

なので、「どっちになれば正解というのは無く、ある局面では円安だし、ある局面では円高なのでは?」と思います。

ただ、私の中で確固たる結論として思ったのは「成長感こそ、消費を刺激し、景気を良くする」という点です。

「人口増は七難を隠す」とあるYoutubeで有名な方が言っていて(ひろゆきさんですね、はい)、まさにそうだなと思ったのですが、人口増だとGDPは増え、インフラは整備され、豊かになっていくので悪い所が見えなくなるというのです。

決算書を見ていて思うのは、「会社が成長する→株価が上がる→使えるキャッシュが増える→超優秀な人を雇用できる→会社が成長する…」というサイクルが起こっているという事です。

このサイクルが止まっている会社(もしくは反対周りになっている会社)は、「株価が下がる→使えるキャッシュが減る→優秀な人材が流出する/優秀な人材が集まらない→会社が衰退する…」の悪いスパイラルに陥っています。

日本で消費がされにくい状況は、シンプルに日本の将来に希望が持てず、「消費する<貯蓄する」が大事だと思う人が多い結果だと考えます。

私は高度経済成長期を体験していない人間なので分からないのですが、おそらく当時は「おぉ!これから日本は成長するぜ!世界の経済大国になるぜ!」という希望が全国民にあったからこそ成長できたのでは?と思います。※人口も増えてましたし、朝鮮戦争で戦争特需があったりしたのが背景と言われてますが…

「日本が成長している!」と皆が感じれば、消費が刺激され、経済が回り、景気が良くなっていく。そして国として成長していくと思うのです。

それを2022年以降にどうやって作るのか?

これが問題で、私を悩ませている点です。

今回のnoteはここまでなのですが、「成長感を如何に日本で作るか?」は私の考える1つのテーマになりました。

P.S そういえば、そろそろ選挙なので、候補者選びの1つのポイントになるとも思いました


おしまい。



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