『ハッピーオールドイヤー』なのだ
こんばんは。クラちゃんです。
夕方、わたしの前相棒のiMacが引き取りに出されました。
新しいiMacを買った時は必ずすぐに手放している。
今までありがとう、という気持ちは込めているつもり。通じてはいないかもだけど。
今日はこの集荷が来るまでの間に観た映画のはなし。
片づけは終わったつもりだった
わたしは2年前にNetflixこんまりさんの片づけ番組を観てめちゃくちゃ面白いと思い、彼女の片づけ魔法の本を初めて手にとりました。
本当に明快な本で性格にもタイミングにも合っていたのか本の通りにやったら片づいて、調子に乗ってこんまりさんに会いにいくツアーでロサンゼルスまで超短期旅行に行き、帰ってから片づけコンサルタントの資格をとりました。
それくらい、片づけで変化するのが面白かったのです。違う事と繋がっているんだなってわかっただけ人生の収穫です。
ただ、資格を取る際に片手で足りないくらいの人数の家の片づけコンサルに行ったけど、これは本気の人しか仕事にできないな…と。
わたしは結果、仕事にはしていません。
もちろん当時の本業は靴の会社だったせいもありますが。
ハッピーオールドイヤーとは
前置きが長くなりましたが、『ハッピーオールドイヤー』という、タイの映画を観ました。
以前劇場で『バッドジーニアス』というタイ映画も観ましたが、主演が同じチュティモン・ジョンジャルーンスックジンさん(覚えられない…)タイ映画、内容もオシャレさも侮れないですよ。
今回は残念ながら劇場公開のタイミングで見れずNetflixの配信です。
まあまあネタバレなので、観てからが良い方はここでおやすみなさいませ、
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デザイナーのジーンはスウェーデン留学からタイに帰国して母と兄と暮らしてます。
そして家出した父親が残した古い小さなビルを、年始までの1ヶ月でまずは断捨離してからスウェーデン風のミニマルインテリアにに改装して自分の事務所を開こうと決心、計画します。
#割とタイトなスケジュールですけどね
子供の頃に家を出て行った父親は楽器屋を営んでいて1階には古いグランドピアノがどっかり居座ってます。
とりあえず兄は納得した上で2人で自宅をバリバリ断捨離し始めるのですが、母親は納得していません。
もちろんいい思い出(悪いのはすっ飛ばして)がいっぱいだから。
さて、ジーンの物は断捨離(こんまり?)メソッドで(思い出に浸らない、など)順調に無くなるけど、物に込められた思い出や思いは増えていくばかり。次第に押しつぶされそうになっていきます。
ぜんぶあれもこれも捨てるの?
字幕で断捨離、断捨離と出てくるけどあの兄妹はハッキリ見せないけどこんまりさんの番組や本で学んだ感じ。(見えているのは本物じゃないよね。お兄ちゃん結構ハマっていた)
映画自体は、あのメソッドを否定したり推奨したりはしてません。
多分、断捨離でもこんまりでも本気で向き合うと出てくる問題がこの映画のテーマのような。多分ちょこっと人生を?片づけたことある人にとっては胸が痛いかも。
ジーンは親友に自分が誕生日にもらったCDを捨てた現場を見られてギクシャクします。そしてやっと他人の感情に気がつきます。
で、もらったもの、借りたもの(何ならずっと留学してたから、最近のものでも3年前だよ・・)を今更ながら友人や元恋人に返して回ります。反応はそれぞれ。
でも、それってその時くれた人、貸してくれた人の為になってる?自分の心が許されるためにやってないかな?
彼女にとってはこれでも大いなる進歩だったのだけど(一応捨てるより返した方がいいかなって考えたあたり)
まだまだ浅い。
ついに元恋人にカメラを返しに行き、彼にまた近づいてしまった時に更に気づきが出てきます。
そして、
わたしは彼女の最後の行動は、結局自分で貫いて過去に、ありがとうさようならしたとよいラストだと思うのですが、お母さんの思い出を半ば強引にやってしまったこと…批判もあるだろうなと。
それでもどうしようもなく前に進むのだ
人それぞれの人生。
その人それぞれのタイミングで思い切り片づけたり、
広い場所があるならばそのままガレージにぜんぶ突っ込んで一生を過ごす人が居てもいいのだろうと思います。お好きなように。アズユーライク
そんな風に思うからわたしは片づけコンサルタントを仕事にできなかったのかも。
でもわたしにはこれ以上仕舞っておく大きなガレージは無いですし、元々重い荷物は置いてさっさと旅に行きたいタイプですから。
(物理的にも内面でも)
ミニマリストではないけど彼女にちょっと近いかな、と思います。
気が付いたことがあるので私はあと少しまた片づけします。
ちょっと自分のことがぐるぐる絡んでしまったので映画の感想というよりは片づけ話になってしまったような。
ではまた
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