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Side Story

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手紙のような、短編小説のような どこかの、誰かの、伝えられなかったあの言葉を。
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Side Story|Scent of memories

Side Story|Scent of memories

金木犀の香りが
あちこちから香る季節が
今年もやってきた

ちょっぴり寒くて
ちょっぴり切ない



ふとした瞬間に金木犀が香るたびに
あの日の記憶がよみがえる

—-

入道雲がもくもくと空を覆う夏

毎年仲良しの友達と行く
地元の小さな花火大会に
『友達』から『彼氏』になった君と
浴衣を着てでかけた

毎年みていた花火は
相変わらずとても綺麗だったけど

それを見上げる君の横顔と
目が合っ

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