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3Dプリンターは"個の時代"の可能性を促進させた (これからの時代を生きていくための個人的な追及と芸術)

こんにちは

今回はいつものような作品紹介ではなく、近年話題になっている"個の時代"について個人的な見解を述べていきたいと思います。勿論、私の視点での見解となるため、3Dプリンターなどの近年急速に成長及び普及している技術に触れながら、話を進めていこうかなと思っています。

本題に入る前に、初めて私の記事を拝見する方たちに対して自己紹介をしたいのですが、この記事書いてしまうと記事全体が長くなってしまうため、下記の記事をご参照ください。(簡潔に話すと、3DCADもしくはCGでモデルを作成し、それを3Dプリンターで出力しています。その他にも、趣味でプラモデルに特化したフォトショップの活用方法を提供しています。)

1."個の時代"の定義とは?

私は日経やダイヤモンドオンラインを購読しており、時折個の時代に関する記事を見かけるようになりました。"個の時代"の定義を調べると色々と出てきますが、私が最も共感できる定義は、「個人の才能や技術を活かして、個人で稼ぐ」です。この意味は、決して好き勝手に好きなことで稼ぐという意味ではないと思います。勿論、その人が好きなこととその才能が一致していれば、そこから収益を得ることができます。私はプラモデルが好きで、様々な才能豊かなモデラーさんたちを見てきました。彼らは、趣味と才能を掛け合わせて、それを収益に変換させています。もしかしたら、手先が器用で、本当はプラモデルに興味はないけど、それを仕事にしている人もいるかもしれません。このように、フリーランスのような形態で活動し生計を立てる人たちが今後日本で増えると多くの人たちが予想しています。

私が個の時代を知るきっかけになったのは、下記の本です。これらはダイヤモンドオンラインなどで紹介されていたのをきっかけに読みました。

とても読みやすい内容なので、今後の時代の変化について考えたい人におすすめな一冊です。

2. フリーランスの増加(フリーランスという形態の日本での普及)

因みに日本でのフリーランサーの割合をご存じでしょうか?私が2013年に就職した際は、あまりフリーランスという言葉を聞きませんでした。しかし、これは日本に限った話であって、アメリカなどでは多くのフリーランサーが活躍していました。ランサーズの調査レポートによると、2015年~2019年で下記のような割合で変化しました。

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(参照: ランサーズ, 2019, https://speakerdeck.com/lancers_pr/huriransushi-tai-diao-cha-2019nian-du-ban?slide=5)

2015年~2019年で日本とアメリカのフリーランス人口はあまり変化していませんが、確実に増えていることは明確です。アメリカに関しては35%が個人で稼いでいることがわかります。それに対して日本は約半分以下の割合となっています。やはり日本では組織に属して働くことの安心感や世間体の目が気になるのかもしれませんね。(国民性)

しかしながら、近年では私の周りでもフリーランスとして独立する知人たちが増えてきました。そのためか、日本国内での文化の変化を感じることが多くなりました。また、アメリカでエンジニアのフリーランスとして働く友人から聞いた話なのですが、アメリカの企業では人件費の削減のために、一時的なスタッフとしてフリーランサーを雇うことが多いみたいです。皆さんご存じの通り、企業で最もかかるコストは人件費です。この人件費が下がるだけで、一般的に企業の純利益は増えます。そのため、一時的にフリーランスをそのプロジェクトの完了まで雇うというのはとても合理的ですよね。インターネットなどの技術発展に伴った組織構造の変化はすでに始まっています。個人的には2030年から本格的に導入され始めるといわれている"6G"によって、企業の組織形態というのは現在の形からまた変化すると思います。某ウイルスの影響によって多くの企業が導入したリモートワークを、6Gはさらに発展させることは間違いありません。働き方の自由度が変化することで、個人の働き方に対する考えかたが変わるでしょう。それは個の時代の発展を加速させると思います。とまあ、一気に未来の話になってしまいましたが、2020年に導入が開始され始めた"5G"によっても、4Gと比べ大きな変革を迎えると思います。ここで長々と5Gや6Gに関して話してしまうとテーマから大きく外れてしまうため、お勧めの本を紹介します。私は何冊か読んだのですが特に理解しやすかった一冊が5Gビジネスという本でした。

また、6Gに関しては下記のサイトが面白いのでぜひ参照してみてください。

3. 3Dプリンターは"個のチカラ"を向上させた

さて、やっと3Dプリンターに触れるのですが、これから話す内容は3Dプリンター技術だけでなく、プログラミングなどの技術も当てはまることだと思っています。近年の技術の発達は、個人のチカラ(能力)を飛躍的に向上させました。その一例として3Dプリンターによる技術の向上をお話しします。

私は普段3Dプリンターを使っていて感じたことは、その生産性の向上にあります。私は、エンジニアとして企業で働いていますが、簡単に言えば、その企業もしくは工場の一連のプロセスを個人で実施できてしまうのです。そのため、3Dプリンターは小さな工場(もしくは個人で買える工場)といっても過言ではないと感じています。ソフトウェアを使って設計(デザイン)する能力さえあれば、あとは3Dプリンターを買って出力するだけで、メーカーいらずで個人が製品を生成することができるようになりました。この大きな変化は個人の趣味を仕事に変化させるという大きなきっかけを生み出したと思います。特にトイメーカーなどは版権で守られていなければ崩壊するレベルだと思っています。

現在は小型の3Dプリンターが、その価格の安さから一般家庭に普及し始め、私のようにプラモデルを作るだけでなく、器具やアクセサリーなどを作る人も増えてきました。その反面、3Dプリンターを悪用して武器を作る人も増えました。(リンクを貼っておきます)。個人のチカラが増すというのはいい結果を生む反面このような背反も生み出します。

モノづくりという側面から見た場合、3DプリンターはCADもしくはCGの技術を掛け合わせることで飛躍的に個人のチカラを向上させることがわかりました。また、個の時代のモノづくり文化を大きく変化させた要因の一つであることは明確です。今後、大型の3Dプリンターも家庭用に普及することも必然的かもしれません。そこには、3Dプリンターメーカー間の価格競争という大きな理由があるからです。さらに、3Dプリンターは個人の発想やアイディアを具現化し、芸術の幅を広げてくれたこともまた事実だと思います。

4. 芸術的なセンスが今後の需要を生むかもしれない

3Dプリンターのような機械もしくはロボットがもたらしてくれた恩恵は、その後の標準(スタンダード)を作ります。同じ3Dプリンターを持っているA君とB君が同じものを出力した場合、その品質は限りなく等しいでしょう。つまり、そこに品質や製品の完成度の基準ができます。その基準を超えることで、その製品に価値や個性が生まれる時代になります。それらを決定づけるのは個人の芸術的なセンスだと私は思います。この芸術的な感覚はその個人が生まれつき持っているセンスや経験に依存するかもしれません。また、芸術性はその人が属する環境にも依存するそうです(ダイヤモンドオンラインより)。私の場合は、ツイッターを通して沢山の才能あるモデラーさんたちの影響を受け日々精進しています。

またスタンダードとうい点に関して話を戻すと、こういった技術を扱えることが当たり前になる時代がすぐそこに来ているということです。つまり、こういった技術(3Dプリンターは一例)を扱えない人は、どうなってしまうか容易に想像がつくかもしれません。近年ではベーシックインカムという概念が生まれましたが、このベーシックインカムは、職を持つ人と持たない人の格差を広げると私は思っています。便利になる反面様々なデメリットが生じるのは技術革新のつきものなのかもしれないですね。

ベーシックインカム➡ https://diamond.jp/articles/-/233352

CADや3Dプリンターにご興味のある方は、ぜひ下記の記事を参照してみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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