ほぼひきこもり生活と不完全燃焼

　数ヶ月前までは、毎日会社に出勤する生活をしていた。ひとり暮らしをして、自分を含め3人しかいない職場に通う。会社の人間関係は悪く、会社ではほとんど喋らないし、家でもひとり。鬱というほどではないが、あまり精神的に健康とは言えない状態だった。
　以前の投稿で書いた事情から、数ヶ月前からフルリモートワークをしている。両親のいる実家に戻り、そこで仕事をしている。心理的安全性の低い職場から離れられて本当に良かった。
　ひとり暮らしの部屋から実家は1時間半程の距離で、アパートの部屋は借りたままにしており、たまにその部屋に戻ることもある。家賃を払うのは負担だが、自分だけのスペースがなくなるのも嫌で、そのままにしている。
　毎日1日中家にいる。両親としか会わないし、両親とずっと顔を合わせている。近所のウォーキングや、スーパーやドラッグストアぐらいしか行かない。実家の周りは住宅とスーパーとドラッグストアぐらいしかなく、気軽に出かけられる場所はない。駅は遠いので電車に乗って出かけるのも億劫になってしまう。
　毎日Tシャツにウエストゴムのズボンやスカートを履き、すっぴんで過ごす。洋服も化粧品もずっと買っていない。
　良い面といえば、ひとり暮らしと比べて規則正しい生活ができるということと、話し相手がいることである。家族がいるとちゃんとした食事をするし、自分も家族のために料理をする。実家では家族のために揚げ物をしたり、朝から野菜炒めなどを作ったりするが、ひとり暮らしのときはしたことはなかった。たぶん私はひとりだといろんなことがいい加減になってしまうタイプなのだろう。
　毎日1日中親と顔を合わせるのは煩わしい部分もある。このまま誰にも会わずひきこもり生活を続けるのもあまり良くないのではないかという気もする。
　毎日いろんな場所に出かけたり、いろんな人に会ったり、いろんな体験をしたり、メイクして綺麗な服を着て出かけたり、そういうこともいいなあと思う気持ちもある。
　今の仕事に対しても、このままでいいのか、という気持ちがある。
　過去にストレスを感じたいろいろな経験から、平穏に過ごしたいという気持ちと、このままでは良くないのではないかという気持ちが両方あるのだと思う。
　充実した生き方をしている人に憧れがあるのかもしれない。せっかく生きているのだから、人生を無駄にしたくないという気持ちがあるのだと思う。今の生活は「不完全燃焼」みたいな感じかもしれない。