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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 灼熱のキッチン

今週はnote繋がりの方々と連日お会いすることになりまして、実に楽しい時間を過ごすことができました。猛暑のせいもありましょうが、ランチはさすがに売り上げが伸びず、なかなか機嫌の良い顔でいることも難しい日々ですが、レコード販売は記録的な売り上げですから、喜ばないといけない状況のはずです。ただ、この暑さと湿気だけでも、まともな精神状態でいられるか不安になります。…なりませんか?暑すぎですよ、やっぱり。

地球温暖化と言われても、自分でできることには限界もあるでしょうし、このまま気温が上昇していった場合、外を気ままに出歩くことすら憚られる時代になってしまうのでしょうか?まあ、そもそも、既にランチタイムに外食することが気後れする暑さであることは間違いないでしょう。

人間が地球環境をぶち壊したということなんでしょうかね?ある程度までは自然の摂理だと思うわけです。手厳しいしっぺ返しをくらうのも人間なのでしょうが、豪雨災害のニュースなどを見て、自然の摂理と言っていられない現状にへこみます。気温が上がり過ぎて大気の状態が不安定になり雨が降る…、昔は当たり前だったことが、ここ数年はゲリラ豪雨などと言う言葉とともに、それだけでは済まされない危機感を煽る現状を突き付けられているわけです。

だいいち、夕立のような雨が降っても気温が下がらないですよね。むしろ湿度が猛烈なことになって、サウナの中にいるような気分になります。心臓疾患がある人間はサウナに入れないのですが、この自然のサウナは避けられませんから、困ったことになりますね。ここ数日、買い出しのタイミングで雨が降ったりして、自然のサウナを味わうことになってしまったのですが、もう息苦しくて本当に身の危険を感じてしまいました。そういう条件のもと、マスクをして重たい荷物を運ぶって、愚かしい行為ですよね。心拍数が上がりっぱなしになって、なかなか下がらないんです。寿命を縮めているなという実感がありますね。

「カフェをやっている」という語感は何だか幸福感に満ちた環境のように感じますが、実は業務用コンロで調理しながら、びしょびしょに汗をかきながら過ごす結構苛酷な日々なんですけど…。毎日Tシャツを2~3枚取り換えながら過ごしております。そもそも、合わせガラスの眼鏡のレンズに細かいひびが入ってしまうくらいに暑い(熱い)と言えば、どれくらい熱い中にいるかご理解いただけますかね…。案外シンドイものですよ。…真夏に言うと嫌な顔をされるのですが、私は冬の寒さの方がはるかに苦手なんです。体調も夏の方が冬よりはるかにいいんです。それでも、さすがにシンドイです。…年齢ですかねぇ。

まあ、暑い、暑いと言っても涼しくはならないので、言わないようにしておりますが、涼しくなる音楽とかあるといいんですけどね。ありきたりですが、やはりハワイのジャック・ジョンソンなんかは効果が有るように感じます。サザンロックも暑いところの連中かもしれませんが、…あまり効果があるようには思えませんね。…そもそも見た目が暑苦しいわ…。

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毎月恒例のトーク・イベントはワン・ドリンクつきなのですが、ご来店いただくと、まずお席についていただき、ドリンク・オーダーをお願いしております。その後もおかわりというのか、ドリンク・オーダーが途切れるのはかなり時間が経ってからですけどね。最初のドリンクと一緒にカナッペ的な軽食もご提供しております。…居酒屋のお通しみたいなものですね。これもイベント参加費に含まれております。

ここ数カ月、このお通しカナッペですが、ケイジャン・スパイスたっぷりの合挽肉とキドニー・ビーンズをトマト煮にしたものなのですが、シュレッド・チーズをトッピングして溶かしてみたり、つゆだくにしてみたり、いろいろなスタイルで提供しております。…如何せん私がキッチンに居られるわけではないので、イベント開始前後のバタバタを少しでも緩和するように、毎度直前に作っておきます。

これが一部の方に非常に好評なんです。「いかにもジンジャーらしい味」ということなんですが、結構スパイシーでピリ辛している味がジンジャーらしいと…。そういうメニューが多いわけではありませんが、そういう認識なんでしょうか。冬の間ご提供する牛丼が「トマトと豆の牛丼」でして、いわゆる松屋や吉野家のような甘い醬油味とは全く違うものです。これが近い味ではありますが、肉が牛の切り落としでつゆだくにしたようなものです。…これ、固定ファンがいるような人気メニューだったりします。この辺のイメージなんでしょうかね?毎度言われる度に面白いなぁと感じております。

まあ、そんなわけで、最近はアルコールのオーダーについている小鉢が、ミックスナッツだったり、生ハム・チーズだったりするところに、合挽肉のチリビーンズみたいなものが加わった状態です。…これ、夏の間はトリビーに非常に合うなと思います。…余ったらご飯にのっけて自分で食べてしまいます。あまりに好きな味なので、わざと残しておいたりして…。

イベントのみのお客様も少しはいらっしゃいまして、高山が調理すると思わないのか、たまたまイベントでないときにご来店くださったとき、意外がられたりするんですけど…。ホント、いろいろいらっしゃいますな…。一応灼熱のキッチンで調理しているんだぞというご報告でした。

結局のところ、好きでやっていることなんですけどね。いつまで体力がもつか、ということですね。


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