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極楽とんぼのレコード整理

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清澄白河で鬼忙しいランチ屋ながら夜はアナログレコードを中心に聴かせるカフェGINGER.TOKYOを続けております。アナログLP約5000枚、7インチ盤2000枚、10インチ盤2… もっと読む
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記事一覧

本日のレコード整理 2020.05.19.ーアイランドマン、ゴーゴー・ペンギン

本日のレコード整理 2020.05.19.ーアイランドマン、ゴーゴー・ペンギン

イスタンブールのエレクトロニカ・ユニット、アイランドマンをご存知でしょうか?3人組のインストゥルメンタルな連中ですが、エスニックなヴォーカリスト(ヴォイス・パフォーマー?)とコラボしたりしますので、聴き様によってはワールド・ミュージックにも分類できます。チルアウト系のコンピに入っていたりします。モントルー・ジャズ・フェスティヴァルで最優秀パフォーマンス・アウォードを獲得したり、何かと注目されている

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本日のレコード整理 2020.05.18.ーアルバム志向、シングル志向:レオン・ラッセル&ビー・ジーズ

本日のレコード整理 2020.05.18.ーアルバム志向、シングル志向:レオン・ラッセル&ビー・ジーズ

BASEを使って7インチ盤のセレクトショップを運営しているわけですが、いかによそ様と違う店にするか、何を根拠にセレクトショップなどと言っているのかという部分がいつもひっかかっているわけです。7インチ盤を置いている中古レコード店は量の多寡はあれど、だいたい同じような傾向が見られます。洋楽に限っての話ですが、英国だとビートルズがやたらと多く、次がローリング・ストーンズかな。この2組はシングル・ヒットも

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本日のレコード整理 2020.05.17.ー7インチ盤の袋:テイチク・その他編

本日のレコード整理 2020.05.17.ー7インチ盤の袋:テイチク・その他編

いよいよ最終回です。この際「まだまだありますよね」が正しいリアクションかと思われます。はい、エンドレスだということにここまできて気が付きました。邦楽に関しては、CBS Sonyをはじめ、洋楽と同じものを使っている会社もあれば、洋楽とは関係ない会社もあります。映画のサントラ盤に関しては、あまりに奥深過ぎて追い切れません。

そこで、最終回は、テイチクとどうしても触れておきたいその他のレーベルに関して

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本日のレコード整理 2020.05.16.(2)ー7インチ盤の袋:ビクター・フィリップス編

本日のレコード整理 2020.05.16.(2)ー7インチ盤の袋:ビクター・フィリップス編

7インチ盤のカンパニー・バッグ、ロゴなどが入った紙の袋ですが、最も楽しめるのはビクターやフィリップスあたりではないでしょうか?如何せん歴史の長い企業体ですから、ちゃんと語ると猛烈なヴォリュームになってしまいます。ビクター・トーキング・マシーンが設立されたのは1901年の話です。そのビクターが電気録音を始めたのが1925年で、その4年後にはラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ、RCAに買収され、

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本日のレコード整理 2020.05.16.(1)ー7インチ盤の袋:A&M・キング・ポリドール編

本日のレコード整理 2020.05.16.(1)ー7インチ盤の袋:A&M・キング・ポリドール編

さて、今回はA&Mからスタートです。アルパート&モスですね。個性的なアーティストが多数在籍しております。ちなみに、レコード・コレクターズ誌でA&M特集を組んだとき、キャット・スティーヴンスの「ハロルドとモード」のジャケット写真を提供したことがあります。確かにレア盤ですね。

まずはカーペンターズでしょうか。この辺の袋が1970年代だと一般的かと思われます。

なかには、こういったビリビリ破って穴を

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本日のレコード整理 2020.05.15.ー7インチ盤の袋:東芝・ワーナー編

本日のレコード整理 2020.05.15.ー7インチ盤の袋:東芝・ワーナー編

昨日に続き、カンパニー・バッグ、7インチ盤の紙の袋について書いておきます。他人様に読んでいただくというよりは、ほぼ記録を残すためだけにやっている作業です。でも一度はやっておきたかった作業でもあります。多分どなたもご興味ありませんよね。せいぜいでデザインの勉強ですか…。

さて、今日は伝統ある大手を2つ取り上げてみましょう。まず東芝です。何と言ってもビートルズがこちらですから、赤盤だのという話になり

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本日のレコード整理 2020.05.14.ー7インチ盤の袋:コロムビア・CBS Sony編

本日のレコード整理 2020.05.14.ー7インチ盤の袋:コロムビア・CBS Sony編

先月も一度、PanAmとのコラボでご紹介しましたが、7インチ盤の袋についてもう少し書きたくなってしまいました。ここのところ、毎日、毎日、通販サイトに掲載するために7インチ盤をいじっているんです。そうしますとどうしても目につくものが、レコード盤とスリーヴ、そしてレコード会社のロゴが入っているカンパニー・バッグ、つまり紙製の袋が気になるんです。ポリの外袋は時々付け替えたりもするので、この際全く気になり

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本日のレコード整理 2020.05.13.ーバックアップ作業はお好き?

本日のレコード整理 2020.05.13.ーバックアップ作業はお好き?

コロナウィルスの感染拡大に伴い、東京都の営業自粛要請を受けて臨時休業になってしまったという現状、いくら文字にしてみても一部現実味が欠落しているようです。時間がたっぷりあるという、普段ではあり得ない状況に放り込まれ、当初は戸惑いもありました。それでも、2011年に病気をしてからは時間がもったいないという感覚が芽ばえ、じっとしていられない性向が一層強くなってしまいまして、とりあえずカフェの大掃除をして

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本日のレコード整理 2020.05.12.ーマドンナのこだわり

本日のレコード整理 2020.05.12.ーマドンナのこだわり

マドンナ・ルイーズ・チッコーネさん、マドンナって本名なんですね。お父さんがGMの工業デザイナーをやっていたイタリア系の方ということですから、なるほどという気もすれば「女の子の名前につけるんだ!」という驚きも少々。「マ・ドンナ」と読むとイタリア語では「私の女性」、転じて聖母マリアとなり、さらに転じて憧れの女性みたいになるわけで、寅さんのマドンナもここまでくれば「そうか…」となりますな。

とにかく、

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本日のレコード整理 2020.05.09.ーフォリナーのミック・ジョーンズは凄いぞ

本日のレコード整理 2020.05.09.ーフォリナーのミック・ジョーンズは凄いぞ

7インチ盤専門通販サイトのデザイン方針にも関わるのですが、どれだけの枚数を掲載するかで作り方が違ってきます。枚数が少なければランダムに載せればいいだけですが、最低でも千枚程度はないと眺めていてつまらないという考えから、物量戦略を選択しました。その結果3層カテゴリーを設定することになりました。トップページは新たに掲載したものが上にくるという面白くもない状態ですが、カテゴリーから入っていくと便利です。

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本日のレコード整理 2020.05.08.ー7インチ盤で聴く英国プログレ2題

本日のレコード整理 2020.05.08.ー7インチ盤で聴く英国プログレ2題

7インチ盤、つまりドーナツ盤を含むシングル盤リリースでプログレッシヴ・ロックを聴くというのは、なかなか敷居が高いというか、困難を極める作業になります。ジャズと同じく長めの曲が多いからという最大の理由はご理解いただけるでしょう。コンパクトにまとめてある後期ジェネシスなんかはプログレと言えないポップネスですから、ここでは除外します。前期は見たことありません。キング・クリムゾンのシングル…、あることはあ

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本日のレコード整理 2020.05.07.ー謎多きロッド・スチュワート

本日のレコード整理 2020.05.07.ー謎多きロッド・スチュワート

通販サイトにロッド・スチュワートのシングル盤をごそっと23枚ほどアップしたのですが、どうも落ち着きがよくありません。理由は大ヒットした「マギー・メイ」やらフェイセズ名義の曲など、好きな曲は全然手に入らないからだということは分かっているんです。「いとしのシンディ」も大ヒットしたはずなのに見たこともないわけです(自宅のお宝箱にはあるので存在はしているんですけどね)。1970年代前半の曲はほぼ全滅、例外

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本日のレコード整理 2020.05.06.ースプリングスティーンのシングルB面は

本日のレコード整理 2020.05.06.ースプリングスティーンのシングルB面は

ブルース・スプリングスティーンは好きな方多いですね。力み過ぎなところはちょっと差し引いて、グッド・メロディをいくらでも書ける人ですから、私の場合好きというより尊敬しております。もちろんハートランド・ロックとか言われている部分の労働者階級目線というか、そのお人柄も尊敬しております。言動だけでなく、ピート・シーガーへのオマージュ的アルバムも出しておりますし、行動も伴っていると…。まあ、凄い人です。

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本日のレコード整理 2020.05.04.ー7インチ盤はお好き(5)=マーヴィン・ゲイ

本日のレコード整理 2020.05.04.ー7インチ盤はお好き(5)=マーヴィン・ゲイ

コロナの影響で自宅作業が続いております。結局レコードをいじっていることにはかわりないのですが、いろいろ変調をきたしていることは否めません。調理をしないぶん手荒れがなくなったことは有り難いのですが、少し(…かなり)体重が増えているらしいこともあって、膝がひどく痛むうえに、どんどんカラダが固くなってきています。年齢が年齢だけに仕方がない部分もありますが、情けない状況です。

メンタルな部分では、先行き

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