ぎな

読書と音楽とポケモンとひなたぼっこが好き

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最近の記事

活力をくれる宝石箱みたいな本ー町田そのこ著 夜空に泳ぐチョコレートグラミーを読んで

2023年11月に宮崎へ出かけた際、延岡駅構内で町田そのこさんの書籍が目に入り購入した。後半に入るまで主人公になかなか光が見えず、読みながら何度か涙を流した。それでも関わる人々に温かさがあり、主人公も忘れられない過去を想い、その温かさを今度は別の人に与える様子を追っていたら、帰りの移動中に読み終えていた記憶がある。 物語の仕掛けや心情の表現が綺麗で、キラキラしたものを手で掬っている感覚になる、町田そのこさんの書籍をまた読みたいなと思い、2024年4月に購入したのが『夜空に泳

    • 日曜夜に元気を仕込むーLucky Kilimanjaro 2024『YAON DANCERS』に行って

      前回が2021年4月。Withコロナの時期で、一席間を空けて距離を保ちながらのライブであった記憶。その時も”声は出せないけどダンスは自由だ”と言って沢山元気を与えてもらった。 丸3年を経て、バンド結成10周年のライブを再び日比谷野音で開催。ライブやフェスの回数を重ねて、着実にファンを増やし、全席完売。野音集客率100%の状態で全員がラッキリの曲で踊りまくる空間に居られて、今日は本当に良かった。2021年よりもパワーアップして涙が出るほど最高に楽しかった。 2019年にTO

      • 福岡移住を決める決定打になるかもービル・パーキンス著 DIE WITH ZEROを読んで

        "ゼロで死ぬ"ーこのキャッチーな言葉が気になったのと、尊敬している知人が以前おすすめされていた書籍であったため、手に取った。 まえがきでアリとキリギリスの寓話を挙げ、”アリはいつ遊ぶことができるのだろう?”と疑問を提示する。そして本著のテーマを示す。 その後、人生を豊かにするための9つのルールを提示してくれる。 (備忘として、最後にルールを箇条書きする。) 一度、自分が人生でしたいことを、見よう見まねで作成して、たまに見返すようにしていたが、期限を設けていないことに気付

        • ”多様性”を軽々しく使わないー朝井リョウ著 正欲を読んでー

          朝井リョウさんの正欲を読んだので、感じたことを残す。 この本を読むまでは自分の感じる欲が、皆平等に感じている欲だと信じていたし、それ以外に対して、表向き肯定的な姿勢を見せつつも腹の底では理解できず、距離を置くスタンスでいたと思う。 自分が本能として備わっていることを無自覚で正しいものとしていたけど、それは傲慢なんだと思わされるテーマだった。 この一文は読み始める前のほとんどの人に当てはまるのではないかと思う。 楽しい未来を信じられず、死にたい明日しかないと思う人が身近に

        活力をくれる宝石箱みたいな本ー町田そのこ著 夜空に泳ぐチョコレートグラミーを読んで

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