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110分の作品ーBialystocks Tour 2024に行って

6月最終営業日×華金。退社した瞬間ワイヤレスイヤホンからBialystocks(ビアリストックス)のプレイリストをon。気持ちを高めながら水道橋駅に向かう。

今日はビアリストックスのTOKYO DOME CITY HALLでのホールライブ。今までスリーマンやフェスで観たことがあり、毎回「灯台」の大サビで涙を流している。「今日は簡単には泣かない」と思いながら、ホールに入る。今日のドリンクは「コーラ・バナナ・ミュージック」に合わせてコカ・コーラを選んだ。

開始直前からビアリのメドレーがミュージカル調で流れ始めた。BPMを早くしたり、重低音ゴリゴリにしたりしている訳ではないけど、なんかわくわくする、すごいいライブになる予感がする!

オープニングは甫木元さんの弾き語りで「夜よ」。序盤が優しく、ラストで力強く歌い上げる曲。その特徴が音源よりも色濃く出ていた。「明ける日に 夜よ」の部分、ここでもう来て良かったって思えた。

全編通して、歌・演奏・曲のアレンジ・曲順・照明・演出全てが良かった。気を抜ける箇所がなかった。約110分の映画かミュージカルか、まるっと作品を観ていた感覚になった。こんなことある?終始着席スタイルだったことが良く働いてる。すごく没頭していた。

やはり「灯台」で泣いた。「ただで太った人生」でも涙したし、「はだかのゆめ」で甫木元さんの小説を思い出して、自分の家族や大切な人を思い出して泣いた。「幸せのまわり道」で隣にいた夫の方を見たら号泣してた。甫木元さんの高音の声は、脳に刺激が強い。サポートメンバーの皆さんも渋くてかっこよくて、このメンバーにカルト宗教でも開かれたら、抜け出せなくなりそう。それくらい引き込まれる力があった。

全編が終了した後も二人で目尻に涙を浮かべながら、放心状態で帰路についた。大袈裟でなく幸せな夜であった。

セットリスト

  1. 夜よ

  2. 雨宿り

  3. 頬杖

  4. コーラ・バナナ・ミュージック

  5. Emptyman

  6. 花束

  7. 日々の手触り

  8. Over Now

  9. 灯台

  10. あくびのカーブ

  11. 朝靄

  12. ただで太った人生

  13. またたき

  14. はだかのゆめ

  15. All Too Soon

  16. 近頃

  17. I Don’t Have a Pen

  18. 差し色

  19. 光のあと

  20. Branches

  21. フーテン

  22. 幸せのまわり道

  23. Nevermore

  24. Upon You



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