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暮らしと学びと福祉のデザイン

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デザイン教育の講師とデザイナーをしながら障害福祉事業所の理事兼支援員。生活介護のアートプログラムや精神当事者むけのワークショップ、NPO全般のスタッフ研修や企画アドバイザーをした… もっと読む
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2017年6月の記事一覧

生きづらさの紐とき。第2考「過敏な心のアレルギー」

生きづらさの紐とき。第2考「過敏な心のアレルギー」

*空気を読むことと「いきづらさ」会話のやりとりがズレているとき、なんとなく、重いしんどい空気が流れる。多かれ少なかれみんなが経験していること。
けどその原因が自分にあり、なんで空気を読めないのだろう、なんで会話や文章のニュアンスを汲み取れないのだろう、と感じていたら、なおさらつらい。

自分が悪いんだ、と、会話のたびに人への迷惑を気にするのも疲弊するし、自分は正しいんだ、と、会話のたびに相手と衝

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生きづらさの紐とき。第1考「うまく思えない」

生きづらさの紐とき。第1考「うまく思えない」

*いきづらさを紐解きたい。鬱や発達障害というカテゴライズは、それが原因でいきづらさを感じている人にとって、よりそいを考えるきっかけをつくるものだと僕は思う。

安易に病気だ障がいだと当てはめてしまうことがあったりと、負の側面もあるけれど、公に理解を深めるためにはカテゴライズにも意味がある。

これから「いきづらさ」について考え、紐解いていくことをやってみたい。

全ての生きづらさに当てはまるこ

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