ノムジュン

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ノムラです。 UIデザイナーだったりUXデザイナーだったりUXリサーチャーだったり。 ポートフォリオこちら → http://gimmickdock.com

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  • みんなのUXリサーチマガジン

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    UXリサーチャーが「参考になる!」と感じたUXリサーチに関する記事をまとめています。 運営メンバーも募集中です。

最近の記事

【断捨離メソッド】心で家に火をつけて

はいどうも。我流の断捨離メソッドを紹介したいと思います。 概要家が全焼したと仮定する 火災保険が十分な金額おりたとして、そのお金で買い戻すものをリストアップする リストアップされなかったものは全部捨てる この3ステップで「以上!」て感じなのですが、以下、思うところとか詳細ステップとかつらつら書きます。 有名どころの断捨離メソッドは無理超有名な、「ときめきを感じるかどうかで廃棄/保持を判断する」ていうメソッドありますけど、あれ無理なんですよね私。全てにときめくので。

    • ユーザリサーチ小噺・対話と実態と抽象と

      本記事は、Research Advent Calendar 2023 の17日目の記事です。 過去のユーザインタビューにて「直接対話することの意義」を強く感じるシーンありまして、それについて文章化しておきたいと思います。 対話の中で翻る情報ネットショップ管理ツールについてユーザインタビューをしている時に、以下のようなやりとりがありました。(ユーザの名前を仮にAさんとします。会社員しながら副業でグッズ販売している方です。) ある行動の頻度を問われて「ほとんどやってない」と

      • 【a11yな思考メモ】ハンデとギフト

        UIデザイナーとして、アクセシビリティについてゆるゆる学び直しているのですが、なんとなく思うところあって書き留めます。単なる思考メモです。 ※ 書いてたらそこそこ長文になってしまいましたが、何か一大決心したとか悲観したとかではなく、ふと思ったことをメモしてたら筆が乗ってしまっただけです。 私のa11yとの関わり私がアクセシビリティについて学んだのは2007年から2010年あたりでして、当時の上司から教わった、というか叩き込まれました。 ただ、「アクセシビリティ(以下、a1

        • 知の手触り・知の温度 - RESEARCH CAMP in ITOSHIMA 参加者レポート

          ※ 長文です。RESEARCH CAMPの詳細に興味ある人(および暇人)以外は、見出しと写真だけ見て雰囲気を楽しむに留めることをお勧めします。 RESEARCH CAMP in ITOSHIMA(以下CAMP)に参加してまいりました。 福岡県・糸島の地にて「知の循環を探る」をテーマにフィールドワークを行い、得られた(体感した)情報を分析・ディスカッションして新たなコンセプトを打ち立てる、というものです。 (ここで言う「コンセプト」は、少し具体的に言うと「ソリューション」とか

        【断捨離メソッド】心で家に火をつけて

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        記事

          ロゴは何かを伝えるものでなく、何らかのメッセージの受け皿となるものなのでは、というメモ

          ロゴデザインについてちょっと悩んだのと、先日お払い箱となった例の青い鳥さんに想いを馳せたくなったのとで、ちょっとメモ書きます。 私はロゴデザインとかCIとかの専門家ではないので、適当なこと言います。 ■■■ 私はUIデザイナーであり、ロゴデザインを行うことは滅多にないのですが、レビュワー的にロゴデザインに関わることは結構あります。 で、ロゴデザインというタスクがスムーズに進むところを見たことがない。 大体、以下のような流れになってるなぁと思う。 クライアント「ロゴで、〇

          ロゴは何かを伝えるものでなく、何らかのメッセージの受け皿となるものなのでは、というメモ

          [メモ]スイスで(謎に)授業参観しての気づき

          2023年のGWにスイス旅行に行った際、謎な経緯で「現地の中学校の授業にお邪魔する」という機会がありまして、面白い体験だったのでメモしたいと思います。授業課題のアウトプットが日本のそれとあまりにも違くて面白かった。 (なお、私は教育について研究をしているとかそういう専門家ではありません。この記事は旅先でたまたま見かけたものが面白かったからメモしてるだけです。私の理解が思いっきり間違ってる可能性も大いにあります。) (ところで冒頭の写真はスイスの交通博物館で展示されてた鉄道

          [メモ]スイスで(謎に)授業参観しての気づき

          ビデオプロトタイピングワークショップ

          ノムラです。 誰もが呼吸するかのようにプロトタイピングすることが全人類を幸福にする道だと信じております(真面目に)。 そんな想いから大学の授業で非常勤講師してプロトタイピング教えたりとかもしています。 先日、都内某所でGUIプロトタイピングのワークショップと、ビデオプロトタイピングのワークショップを行いました。 前者の方は割とよくあるペーパープロトタイピング実践のワークショップなのですが、後者のビデオプロトの方は世の中的にまだ目新しさあり、私としても新たなチャレンジであった

          ビデオプロトタイピングワークショップ

          【超個人的メモ】何がしたいのか、どうなりたいのか、という考え整理

          今、会社には所属してなくて、直前の勤め先から軽くお仕事もらいつつ、新たな仕事のための準備してます。 で、なんとなく「お前は何がしたいんだ?」と問われることがこの先ありそう(というか自問しそう)なので、今自分が思い描いてるビジョンみたいなものを書き起こしておこうと思います。 世の中をどうしたいのかあらゆる組織(営利非営利問わず)が、当たり前のようにプロトタイピングを行う世界になってほしい、そのためにできることをしよう、と思っています。 ある程度の規模の会社や自治体には必ずプ

          【超個人的メモ】何がしたいのか、どうなりたいのか、という考え整理

          メモ:デザイン思考を簡潔に言うと

          定期的に「デザイン思考ってそもそもなんだっけ?」状態に陥るので、可能な限り簡潔な言葉でデザイン思考を書き表しておきます。 ただの自分用メモなので「ちげーよ」て思った人は思っといてください。 「共感から始まる」とか「ユーザー中心」とかの言葉で言い表されることあるけど、私としては「発散と収束をとことん繰り返してれば、そのへんも通過するでしょ」という感覚です。 ■■■ って書いてたらふとChatGPTに問うてみたくなったので、得た回答をついでにメモっておきます。 プロンプト

          メモ:デザイン思考を簡潔に言うと

          社内勉強会「BDI」で、アクセシビリティ関連ツール(WAVE, axe他)を試してみました

          こんにちは。BASE株式会社でデザイナー兼リサーチャーをしております野村です。 社内勉強会「BDI」にてWebサイトのアクセシビリティを検証するツールや、Web制作ツール内のアクセシビリティ対応補助機能の使用を試してみたので、簡単なレポート記事を書きたいと思います。 経緯少し前までアクセシビリティは「特殊な対応」であるイメージを持たれがちだったかと思います。 だんだんと「全てのWebサイト・Webツールが対応してすべきもの」という認識が強まってきており、それに伴ってアクセシ

          社内勉強会「BDI」で、アクセシビリティ関連ツール(WAVE, axe他)を試してみました

          IoT Prototyping

          職場で「テーマなんでもいいから5分LTしよう」みたいな会があって、そこそこ出来の良いLTを披露できたので記事化しておきます。 ■■■ はい、お疲れ様です。「IoT Prototyping」というちょっと仰々しいテーマで語らせていただきます。 今の住まい、間取りとドアからなる「仕事部屋のデスクからリビングのインターホンパネルまでの導線」がイマイチなんですよ。 間にドアが二つありまして、これが進行方向の逆側に開くわけでして、 ドアまで歩いては立ち止まってドアを引く、とい

          IoT Prototyping

          デザインリサーチの授業をしてみることから得た、良いワークショップのヒントとかリサーチの意義とか

          こんちはノムラです。 今年は「大学で非常勤講師をする」という(私としては)ビッグなチャレンジをしまして、振り返りがてら学生相手にデザインリサーチを教えることで得た気づきを書いていきたいと思います。ゆるっといきます。 この記事で述べたいこと2つ良きワークショップのヒント リサーチしつつものづくりする意義 授業と言っても座学ではなく、130分 x 7回のワークショップをした、という感じです。いろいろトライしてみました。 リサーチャーの皆さんはワークショップすることも多いかと

          デザインリサーチの授業をしてみることから得た、良いワークショップのヒントとかリサーチの意義とか

          デザイン思考の種類と構成

          最近もろもろのデザイナーイベントとかで得た気づきのメモです。 デザイン思考の種類デザイン思考にはいろんな側面や解釈がありますが、大別して3種かな、と思えてきました。 ステップ型 いわゆる「デザイン思考フレームワーク」で表現されるやつです。Empathize / Define / Ideate / Prototype / Test の流れのやつ。 普通に「Design Thinking」でググって出るやつですね。 整理されててわかりやすいけど、実際にこの流れがデザインワ

          デザイン思考の種類と構成

          UXリサーチについてウェビナー登壇してきました

          お疲れ様です。BASE株式会社でUI/UXデザイナーをやっておりますノムラ(@nomjic)です。最近ではUXリサーチャーを主務としています。 先日「PMと並走するデザインリサーチ」というテーマの記事を公開したところ、光栄なことに同テーマでのウェビナー登壇の依頼をいただきまして、30分ほど(+質疑応答10分くらい)のお話しをさせていただきました。 登壇内容や感想をレポートさせていただきたいと思います。 ウェビナー詳細ポップインサイト様主催のウェビナーで話させていただきま

          UXリサーチについてウェビナー登壇してきました

          デザイナーはいつデザイン思考を身につけるのか

          デザイン思考は、「デザイナーの思考プロセスを元にした思考法」みたいな言葉で説明されることがよくあります。 ここで言うデザイナーって誰やねん、と思うことがありまして。 デザイナーってすごい千差万別いますけど、みんなデザイン思考で動いてるの?そうなの?そうだとして、デザイン思考をいつ身につけてるの?デザイナーになる前?それともデザイナーになった数年後?っていうかオレはデザイン思考してるの? などとまぁ、ぐるぐると思うわけです。 というわけで、「自分はデザイン思考してるんだ

          デザイナーはいつデザイン思考を身につけるのか

          ユーザ理解を深めるワークショップ @ PM & Designer Offsite Meeting

          こんにちは。BASE株式会社でUI/UXデザイナーをやっておりますノムラ(@nomjic)です。 先日PMとデザイナーの合同オフサイトミーティングを行いまして、その場で「ユーザ理解を深める」をテーマにした1時間ほどのワークショップの企画とファシリテートをさせていただきました。 そちらで実施した内容の記録がてら、本記事を書きたいと思います。 オフサイトミーティングとはPMとデザイナーで総勢20人ほどが参加しました。 ワークを企画デザインマネージャーと相談してワークの目的と題

          ユーザ理解を深めるワークショップ @ PM & Designer Offsite Meeting