「トラウマ」「PTSD」という言葉を聞いたことがありますか。 これらは、心が深く傷ついたときに起こる症状です。 不幸にも、職場でも深く傷ついてしまうことがあり、トラウマを抱えるきっかけとなったり、PTSD症状を引き起こすことがあります。 リーダーとして、トラウマやPTSD症状を引き起こす要因となる出来事を把握しておくことは、トラブルを未然に防ぐ鍵となります。また、トラウマやPTSD症状がどのようなものかを知ることで、症状を抱えたメンバーに対して適切な配慮をすることができます
多様性を大切にしよう、多様性を受け入れよう、ということがよく言われるようになりました。多様性の重要性が高まる社会になって、リーダーは受け入れと促進の役割を担うことが求められています。 しかし一方で、リーダー自身の多様性が認められることは少ないのではないでしょうか。リーダーだって多様性があっていいはずです。 リーダー自身の多様性とは、性別、年齢、人種、信仰、障害、キャリア、職歴、個人の価値観、ライフスタイル、教育的背景、経済的背景など、個々のリーダーが持つユニークな特性です
新しいメンバーが採用されて、せっかく一緒に働く仲間になったのに、比較的短期間で退職してしまう早期離職になってしまうことはありますか。早期離職は、組織の安定にも影響がありますし、採用コストの浪費にもなりかねませんよね。 リーダーは忙しいと、新しいメンバーとじっくり話す機会がとれず、なかなか信頼関係を築けないことがあります。まだ何も関係作りができてないうちに、突然退職を宣言されてしまった、なんてこともありえます。 そうならないために、早い段階からメンバーとの距離をほどよく縮め
あなたのチームはどんな雰囲気のチームでしょうか。意見を出し合うときはざっくばらんに話し合いができるチームでしょうか。 もし、あなたのチームが、リーダーの問いかけにいつも反応してくれる場合、恵まれたメンバーと共に、素晴らしいチーム作りが行われているのではないかと思います。 例えば、会議で 「これはどう思いますか」と問いかけたとき、特定のメンバーに限らず、誰からともなくさまざまな発言がある。 「今の説明でわかりましたか」と問いかけたとき、大きくうなずいたり、OKサインなどを出
前回の投稿では、リーダーに必要なコミュニケーションスキルのうち、共感力を取り上げました。 もう一度リーダーに必要なコミュニケーション能力をおさらいしておきます。 リーダーに必要なコミュニケーション能力は、共感力、自己主張力、傾聴力です。 この3つは、順番も大切です。まず共感力があってこそ、自己主張力が発揮できます。自己主張した後は、相手の意見を聞き入れる傾聴があってこそ、相互のやり取りが成立して、コミュニケーションサイクルが機能します。 共感力の次にくるのは、自己主張力
リーダーに必要なコミュニケーションスキルをあげるとすると、 共感力、自己主張力、傾聴力、の3つです。 この3つは、順番も大切です。 まず共感力があって、メンバーから「この人はわかってる」と思われてこそ、自己主張力が発揮できます。自己主張した後は、相手の意見を聞き入れる傾聴があってこそ、相互のやり取りが成立して、コミュニケーションサイクルが機能します。 コミュニケーションサイクルの出発点は、共感力です。 しかし、共感は、誰もが当たり前のようにできるものではありません。共感す
悩みを抱えると、その悩みをどう扱うか、どう対処していくか、ということでも悩みます。このことを考えると、「悩み」というものは、「悩みそのもの」と「悩みの対処」に分けられるのかもしれません。 ということは、適切な「悩みの対処」がわかると、悩みを軽くすることができそうです。 そこで今回は、悩みの対処について一緒に考えていきましょう。 緊急性を確認悩みを抱えたとき、真っ先に考えたいのが、 ・そのことで仕事や生活に支障が出ていないか ・生命の危険にさらされていないか、 ということ
わたしたちはそれぞれ苦手な人のタイプが異なります。ある人にとっては、怖くて避けたくなるような人でも、ある人にとっては気さくで付き合いやすい人だったりします。 リーダーという立場では、なんとなく避けてしまうメンバー、声をかけやすいメンバー、ということがあるかもしれませんね。 今回は、自分にとって苦手だなーと思う人に対して、どのような心構えで一緒に仕事をすれば良いのか一緒に考えてみましょう。 苦手な上司わたしはかつて苦手な上司がいました。その上司は、気分がよい時はとても気さ
前回と、前々回で、パワーハラスメントについて書きました。今回は、パワーハラスメント対策のまとめとして、「パワーハラスメントを防止するために大切な3つのこと」を、もう一度整理して書きます。保存版です。 リーダーとしてパワハラ対策をするとき、パワハラに巻き込まれている人を見た時、パワハラしている人を見た時、そして自分がパワハラにあった時など、さまざまな時点で思い出してください。 パワハラ防止に大切な3つのこと1、パワーハラスメントの知識を身につける まずは、どんなことがパワ
一般的なパワーハラスメント講習は、どんなことがパワハラで、何をするとパワハラに該当するのかを理解して、くれぐれもパワハラにならないように気をつけましょう、ということが多いと思います。しかし、わたしとしては、パワハラ講習にあと二つ足りないことがあると思っています。 一つは、前回の記事で紹介した、パワハラしてしまう心理的背景を理解することです。頭では理解していても、パワハラしやすい心理的背景を持っている人は、ストレスやプレッシャーの状況におかれると、気をつけるだけではパワハラ行
パワーハラスメントの講習会や研修は一般的になりました。パワーハラスメントとはどう言うものなのか、どのような言動がパワーハラスメントになるのか、パワハラの知識に関しては一般化し理解が深まっています。 誰もがパワーハラスメントの知識を持つことは、パワハラ防止の大きな第一歩です。 しかし一方で、頭では理解していても、パワーハラスメントに至ってしまう心理的背景を持っている人にとっては、ストレスやプレッシャーの多い状況などでは、パワハラは容易に起こってしまいます。 そこで今回は、
「リーダーのメンタルヘルスは大切です。心の健康を保つために、こまめにリラックスして、疲れる前に休みましょう。」 このようなことはよく耳にしますよね。わたしもよく言ってますし^^ しかし、そういわれても、リラックしたり休んだりすることは苦手、というリーダーは意外と多いのではないでしょうか。 リラックスや休養を、一般論としては認識することはできても、自分ごととして実践するのが難しいと思うことはないでしょうか。 忙しくてそれどころではない、自分がいないと回らない、全てを見て把
最近では、リーダーとメンバーとの間で、1 on 1 と言われる個人面談を取り入れられることが当たり前のようになってきました。 個人面談は、お互いがオープンなコミュニケーションをできる場でとして、とても有効です。反面、コミュニケーションを間違えてしまうと、逃げ場がない空間となり相手を追い詰めてしまうこともあります。 特に、完璧主義なリーダーは、自分が完璧に仕事ができてしまうため、不完全なところの粗が目につきやすかったり、「なぜできないのか」などと思う傾向があり、面談されてい
リーダーの最大の仕事は、メンバーに仕事をしてもらうこと、と言っても過言ではありませんよね。 仕事をしてもらうためには、メンバーに明確に要求を伝える必要があります。しかし、リーダーの自己主張力が不足していると、チームの方向性や意思決定が曖昧になったり、メンバーとのコミュニケーションが円滑に行えなくなったりする可能性があります。 例えば、意見や要望をはっきりと伝えられない、 メンバーとの対立や摩擦を避けようとするため遠慮してしまう、 フィードバックや指示を適切に行えない、 緊
4月から新年度になりました。あちこちで、新しいリーダーが誕生したり、新たなチームでのリーダーが始まっているかもしれません。 初めてのリーダーや、新しいチームでのリーダーになると、リーダーとして役割を果たせるだろうか、メンバーとうまくやっていけるだろうか、など不安や心配を感じているかもしれませんね。 でも、大丈夫です。初めはだれもが不安だったり心配だったり、自信がない状態で始まります。これからそれなりに自信がついてくればいいのです。自信は後からやってきます。 そこで今回は
あなたは「自分に自信がありますか」と質問されたらどのように答えますか? ・ある程度自信がある。 ・あまり自信がない。 ・ある面では自信があるけど、ある面ではあまり自信がない。 ・自信があるかどうかわからない。 などなど、、さまざまな答えがありそですね。 リーダーにとって自信はとても大切な要素です。 適度に自信があるリーダーはメンバーに安心感を与え、メンバー自身にも自信が備わってくるというよい影響がうまれます。 リーダーとしての自信は、まずは人としての適度な自信があってこ