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リーダーは無色透明なバランサーではない、リーダーの多様性は重要

多様性を大切にしよう、多様性を受け入れよう、ということがよく言われるようになりました。多様性の重要性が高まる社会になって、リーダーは受け入れと促進の役割を担うことが求められています。

しかし一方で、リーダー自身の多様性が認められることは少ないのではないでしょうか。リーダーだって多様性があっていいはずです。

リーダー自身の多様性とは、性別、年齢、人種、信仰、障害、キャリア、職歴、個人の価値観、ライフスタイル、教育的背景、経済的背景など、個々のリーダーが持つユニークな特性です。

多様性を受け入れることは、人との違いを尊重し、それを調和させることで、共に成長していくことです。

リーダーが無色透明である方がバランサーとして機能しやすいという考え方もありますが、実際にはリーダー自身が多様性を持ち、それを認めることでチームによい影響がうまれます。

リーダーの多様性が認められるからこそ、お互いの多様性を認め合う環境が育ちます。共感力の向上、多角的な視点、そしてモデルとなる存在としてのリーダーは、真の多様性尊重文化を築くために不可欠です。


リーダーが多様性を発揮する時に重要なこと

しかしながら、リーダーが自分の多様性を主張して、そのまま受け入れられればよいというわけではありません。リーダーとして役割を発揮できるように、自分の多様性をメンバーの多様性と調和させる必要があります。

具体的にいうと、多様性には両面ありますので、リーダーの役割としてはマイナスとなるような要素は、対処法とセットにしておくということです。

例えば、
・どうしても「管理業務」ができない場合、管理システムを作り込んでおく
・注意欠陥の傾向があり、人の話の聞き漏らしが多い場合、他のメンバーにも必ず一緒に話を聞いてもらう
・年上の部下が多い場合、タブー視せず、そのことでやりにくさがないかメンバーと話し合っておく
などなど・・

このように、リーダーとしてマイナスとなるかもしれないことに対しては、補うための具体的な対処を持っておくことで、メンバーと調和しながらリーダーシップを発揮することができます。

リーダーはメンバーの多様性を受け入れるだけではなく、自分の多様性も大切にして、メンバーの多様性と調和しながら、チーム全員が心地よい職場、お互いが成長できる職場になるようにしたいですね。

あなたの多様性が輝くことを願っています!

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