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メンバーとの距離がほどよく縮まる究極の声がけ法3つ

新しいメンバーが採用されて、せっかく一緒に働く仲間になったのに、比較的短期間で退職してしまう早期離職になってしまうことはありますか。早期離職は、組織の安定にも影響がありますし、採用コストの浪費にもなりかねませんよね。

リーダーは忙しいと、新しいメンバーとじっくり話す機会がとれず、なかなか信頼関係を築けないことがあります。まだ何も関係作りができてないうちに、突然退職を宣言されてしまった、なんてこともありえます。

そうならないために、早い段階からメンバーとの距離をほどよく縮めることができるといいですよね。

そこで今回は、メンバーとの距離がほどよく縮まる声がけについて一緒に考えてみましょう。特別なことをしなくても、声がけで距離が縮まれば最高ですよね!


あいさつの後に一言足す

おはよう、おつかれさま、の挨拶はもっとも声をかけやすい機会です。その機会を使って少し距離を縮めてみましょう。

あいさつのチャンスがあったら、挨拶の後に一言足します。
「おはよう、元気?」「おはよう、どう最近?」などのように相手の様子を尋ねる質問を足します。

本当に元気かどうか、順調かどうかを確認したいのではありません。この声がけによって、相手が「自分は気にかけられている」という気持ちになることが目的です。そして、自分のことを少しなりとも自分の様子を語ってくれますので、会話が生まれて相手の様子を知ることもできます。

一見何でもないような、当たり前のことのように感じるかもしれませんが、最近は、「元気?」「忙しい?」「最近どう?」などと声をかける人はそんなにいません。だからこそ、この声がけは意外と新鮮で効果があるのです。


「他にも何かある?」と添える

わたしたちは、「よく話を聞いてもらえた」と思う時に、信頼感が深まり距離が縮まります。「よく話を聞いてもらえた」と思ってもらえるには、話し足りないことがないか確認すると効果的です。

具体的には、メンバーが話し終わったと思った後に、「他にも何かある」と添えてみてださい。

この一言で、本当は言いたかったけど言い出しにくかったこと、ほんの些細なことだから言わなないでおこうと思っていたことなどが、出てくることがあります。
メンバーの本音を聞くことができたり、些細なことが大事な情報だったなんてこともあります。

それに何よりも、「他にも何かある」と尋ねられるだけで、メンバーにとっては、私の話を聞いてもらっている、自分を大切に扱ってもらっているという、重要感を感じることができます。「他にも何かある」と言う声がけは意外とパワフルなのです。


メンバーについて知っていることを言う

メンバーとの距離が縮まる声がけ法の3つ目は、エレベーターの中で一緒になった、帰り道が偶然一緒になったなど、ちょっとした会話ができそうな機会があったら、相手について知っていることを話してみてください。

例えば、「昨日A社に挨拶に行ったんだって?」「今日の会議ものすごく長引いたらしいね」「明日は朝からプロジェクト会議だね」など、何でもいいです。特別なことを言おうと思わなくていいんです。

わたしたちは、自分に関するほんの些細な事実を聞くだけで、「私のことを知っているんだ」と感じます。リーダーだとなおさら、自分はリーダーの中でちゃんと存在しているんだと感じます。それがお互いの繋がりとなれるのです。

特別なことでなくても、知っていることを言うだけでもわたしたちは関係をよくすることができます。


まとめ;

メンバーとの距離をほどよく縮める声がけ法3つをご紹介しました。
・あいさつの後に一言足す「おはよう、元気?」
・メンバーの話を聞き終わった後「他にも何かある」と添える
・メンバーについて知っていることを言う

どれも簡単にできるのでぜひ試してみてください。
こうやってみてみると、わたしたちは、ほんの小さな一言で関係がよくなっていくものなんだなと、改めて感じました。

メンバーにとってリーダーからの声がけは特別なものです。リーダーはそのことを自覚して、ちょっとした機会を見つけてメンバーに声がけしてみてくださいね。


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