会議で孤独を感じるリーダーは○○に要注意。
あなたのチームはどんな雰囲気のチームでしょうか。意見を出し合うときはざっくばらんに話し合いができるチームでしょうか。
もし、あなたのチームが、リーダーの問いかけにいつも反応してくれる場合、恵まれたメンバーと共に、素晴らしいチーム作りが行われているのではないかと思います。
例えば、会議で
「これはどう思いますか」と問いかけたとき、特定のメンバーに限らず、誰からともなくさまざまな発言がある。
「今の説明でわかりましたか」と問いかけたとき、大きくうなずいたり、OKサインなどを出して反応してくれる。
このようなやり取りは、リーダーにとってはとてもうれしいことですよね。信頼関係を感じられ、何よりこれでリーダーが孤独を感じることはありません。
会議で孤独を感じるリーダー
ところが、コミュニケーションがうまくいっていないと、先ほどとは反対のことが起こります。
「これはどう思いますか」と問いかけても、シーン・・・、反応なし。意見が出ません。
「今の説明でわかりましたか」と問いかけると、うつむいた感じで小さくうなずいている人がいる程度・・反応が薄い。
さらに、たとえ信頼関係はあったとしても、オンラインミーティングの場合は、反応を得られにくいことが多く、双方向のコミュニケーションのハードルが一気に上がります。
このような状況は、リーダーを孤独にさせます。しかし、これが常態化してしまうとだんだん慣れていき、孤独を感じることがなくなっている、と言う場合もあるかもしれません。
一人語り型コミュニケーション
しかし、このような状況が続くと、リーダーのコミュニケーションスタイルが変化していく可能性があります。どのような変化かというと「一人語り型コミュニケーション」です。
一人語り型のコミュニケーションとは、相手の存在を感じることなく一方的に語ることです。「相手の存在を感じることなく」というのが特徴です。
例えば、
・会議では、メンバーの意見は特に求めず、リーダーだけが一方的に話している。
・メンバーから相談があると言われて面談しているとき、相談の内容を聞いた後は、リーダーが一方的に話している。
・仕事の進め方を話し合っているのに、リーダーの考えをずっと話している。
これらの場合、コミュニケーションとして決定的に欠けているポイント、
それは、自分が話しているときに「相手はどう思っているんだろう」ということに気がつかないことです。
一人語りのリーダーになってしまったのは、何らかの理由でメンバーから反応がないことが当たり前になってしまい、反応を期待しなくなったことから相手の存在まで薄くしてしまったのかもしれません。
または、もともとのコミュニケーションスタイルとして、一人語りの傾向があったところに、リーダーという立場でそれが強化されてしまったのかもしれません。
コミュニケーションには相手が存在
いずれにしても、リーダーが一方的に話すことが当たり前になってしまうと、メンバーは、リーダーに意見を伝えるのは難しい、という意識が定着していきます。
そうなると、リーダーとメンバーの間の意識のずれが生じて、仕事が円滑に行えない、負担を感じたままのメンバーがいる、などの状況に陥りやすいです。
そうならないためにも、相手と話すときは、必ず相手の存在を感じて「いまどう思っているんだろう」ということを意識してみてください。
会議の時も、プレゼンしてる時も同じです。
まずは、メンバーの反応が薄くて孤独にならないためにも、相互関係の良いチームづくりをしたいですね。また、オンラインミーティングの際も、誰かを指名して反応してもらうなど、リーダーが孤独を感じない工夫をしてみてくださいね。