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基本の基本、覚えておきたいリーダーの真の自信の身につけ方

あなたは「自分に自信がありますか」と質問されたらどのように答えますか?
・ある程度自信がある。
・あまり自信がない。
・ある面では自信があるけど、ある面ではあまり自信がない。
・自信があるかどうかわからない。

などなど、、さまざまな答えがありそですね。

リーダーにとって自信はとても大切な要素です。
適度に自信があるリーダーはメンバーに安心感を与え、メンバー自身にも自信が備わってくるというよい影響がうまれます。

リーダーとしての自信は、まずは人としての適度な自信があってこそ発揮されるものです。

そこで今回は、本物の自信を身につけるための基本のポイントについて考えてみたいと思います。


本物の自信が遠ざかっていくこと

自信を身につけることを理解するために、
まずは、自信を遠ざけてしまうことは何なのかについて考えてみましょう。

自信の対極にあるものは、なんだと思いますか?

それは、自己否定です。

自分の能力を過小評価したり、自己嫌悪しすぎたり、ミスする自分が許せなかったり、これらはすべて自分を否定しています。

十分な能力を発揮しているにもかかわらずチーム内で役に立っているかわからないと思ったり、
自由に意見を出し合っている場なのに「なんて軽率な発言をしてしまったんだ」と自分の言動を否定したくなったり、

これらは、自分に自信をもてていない状態、ということはよく分かります。

さらに、過小評価や自己嫌悪のようなはっきりとしたものではなくても、
わたしたちは、もっと身近にもっと簡単に自己否定してしまいやすいことがあります。

それは、自分が感じている気持ちを否定することです。

自分の気持ちを否定することは、そのままの自分ではダメだ、という強烈なメッセージを自分自身に伝えているのと同じことだと言われています。

詳しく説明していきますね。


本物の自信の身につけ方

わたしたちは、うれしい、楽しいなど、ポジティブな気持ちはそのままの気持ちとして受け取りやすいのですが、

寂しい、悲しい、辛い、怖い、心細い、逃げたい、情けない、虚しい、残念で仕方がない等の、ネガティブな気持ちは、否定してしまいたくなりがちです。

特に、リーダーのような、責任のある立場の人にとっては抑圧されがちな感情です。

怖い、逃げたい等の、ネガティブな気持ちが込み上げてきたとしても、こんな気持ちになってはいけない、感じないようにしなければと、無意識の領域に押し込めてしまいます。

たとえ、怖い、逃げたい、と感じたとしても、こんなことくらい大したことない大丈夫だ、などと前向きでポジティブな感情で押さえ込もうとします。

感じない、感じてはいけない、という抑圧は、ありのままの感情を感じてはいけない、ありのままの自分ではいけないという、自分を否定している状態で、自分を信じるという「自信」とは対極のことなのです。

ここでいう自信とは、能力や強みや得意なことを積み重ねて得られる成功体験による自信というよりも、能力や強みや得意なこととは関係のない、どんな自分であっても自分は自分でいいという、もっと基本的で確かな本物の揺るがない自信です。

この最も基本的で確かな本物の自信は、自分のありのままの感情を感じることによって身についていきます。

自分の感情をありのまま受け入れると本物の自信が身につくなんて、まるで、肩こり治療をしているのに、足首をほぐされているような、遠いことを言っているように感じるかもしれません。

しかし、自分の中で湧き起こった感情をありのままに認めることが、自分を認めることになり、自分を認めることが、そのままの自分でいいという自分を信じることに繋がり、それが、自分に対する自信となっていきます。

自分の感情を否定せずそのままに感じることで本物の自信がみにつく、とういことはぜひ心に留めておきたいです。


自分の感情をそのままうけいれる:自己受容

自分の感情を否定せず、全ての感情を受け入れることを自己受容といいます。自己受容は自己肯定とは少し違います。

自己肯定は、自分はできる、自分は大丈夫、自分は素晴らしい、などと自分を肯定的に捉えることですが、

自己受容は、現在の自分を受け入れることです。できない自分も自分だよな、大丈夫だと思えないこともあるよな、怖い時も逃げたくなる時もあるさ、などととイケてる自分もイケてない自分もそのまま受け入れます。

自己肯定感は、自分の強みや得意を生かすことで増していくのに対して、
自己受容力は、最高の自分も最低な自分もそのままの自分を受け入れれば受け入れるほど高まっていきます。

そして、自己受容力が高まれば高まるほど、他者を受け入れる力も高まっていきます。わたしたちは、自分を受け入れれられるのに比例して、他者を受け入れられるようになります。

そして、他者に自分を受け入れてもらえればもらえるほど、自己受容力が高まるので、リーダーがメンバーを受け入れられるようになると、メンバーの自己受容力が高まっていき、チーム全体によい影響がうまれます。

自分の感情を正直に認識してそのまま受け入れることは、自分自身を理解し、尊重するプロセスです。これにより、外部の評価に左右されることなく、内面からの安定した自信を育むことができます。

どんな自分でも丸ごと自分を受け入れて、人としても、リーダーとしても真の自信を身につけていきましょうね〜


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