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AIは人にあらず

以前、少年チャンピオンの試みたAI手塚治虫。

ぱいどん

でも、これは手塚治虫に似せただけの模写なんだよ。新作だとしても、これは手塚治虫じゃない。似せればいいのか?それは手塚治虫じゃないんだよ。
それでも観たいのか?

田中圭一の下品な漫画だって似せてるけど、それでもいいのか?

よくないだろ?

今回、またやりましたね?

ブラックジャックをAIにやらせた

でも、何度も云うよ。
それ、手塚治虫の意思がない模倣なんだよ。石ノ森プロや、さいとうたかをプロが故人の意思を継ぐのとは、何となく違う気がする。

これを観て、本当に満足した人はいましたか?

https://www.youtube.com/watch?v=nOLuI7nPQWU


その人の時間は有限で、そのなかで生まれた〈多く〉はそれゆえに秀逸で唯一無二なんだ。似せて作ってオマージュに出来ても、それは、もうその人じゃない。
このことは、作り手にとって恐ろしい未来を刻んでいることにもなる。

AIで、オンリーワンになればいいんだろ?

いつか、週刊少年AIなんて登場して、その無機質な作風にわくわくする少年が出てきたり、ムラムラする中年も出てきて、生産性も向上し、漫画家失業時代にでもなる日が来るのではあるまいか。

小説もね。

永遠に死なないAI池波正太郎やAI司馬遼太郎なんか、読みたいとは思えない。AIに粋を学習されたくない。意固地なまでに、このジャンルは人間のものであって欲しい。

でも、将棋はもはやAI有利の時代。

〆切を落とさないAIに全てを委ねる漫画雑誌は、近い未来の当たり前になるんじゃないだろうか