虐待が起こる前に…
ちょっと前ですが、
去年の暮れに北海道の施設で虐待がありました…
施設のホームページを見たら、
素敵な「基本理念」がありました。
でも、
実際は真逆の行動…
そもそも、
自分が働いている法人・企業の基本理念を知っている人は
どのくらいいるのでしょうか。
それを意識しながら支援をしている人は
どのくらいいるのでしょうか。
法人理念や経営方針などを覚えましょう。
とよく言われますが、
実際には覚えている人は少ないと思います。
覚えるのもちょっと難しいし、
支援中に意識するのはもっと難しいですよね。
ちゃんと覚えている人は本当に素晴らしいです。
覚えた方が絶対に良いです。
間違いないです。
でも、
なかなか意識できない法人理念や基本理念を覚える前に、
「利用者様はお客様」
これを最初に新人職員に伝えた方が良いと思います。
これは簡単に覚えられますし、
アルバイトの経験などがあれば、
簡単にイメージできて、
意識しなくても自然と行動できます。
ほとんどの人であれば、
お金を払ってもらっている人に酷いことはできません。
普通に考えても
お客様に対して酷いことをするなんてありえませんよね。
この感覚を多くの職員さんに持ってもらえたら
虐待も減って、
福祉サービスの質は上がると思います。
虐待が起こる前に、
「利用者様はお客様」という概念が
広がって欲しいと願っています。