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MIYAGI旅行記

伝統から革新へ、エニーバニー富島春です。
東京理科大のモットーを使わせていただきました。
今回は少し長文です。
なんせ旅行記だから。
〇〇記って言い方いいよね。
そんなことはさておき。
4月上旬に、祖父母の住む宮城県に行って参りました。
宮城に行く動機としては祖父母に会うのはもちろん。兎にも角にも満開の桜が見たかった。 
宮城の桜スポットを調べると、川桜が見られる有名なところがあるらしい。
東京 目黒川では5分咲きだった。

10時頃に目が覚めてテレビを点けると、東北新幹線が運転停止いるとのニュースが目に入った。 
幸先が悪い。
なんでも、盛岡あたりから福島まで新幹線のオイルが漏れていたらしい。
運転見合わせが12時頃まで続いていた。
逆によくそんなに漏れ続けられたもんだ。
そんなに漏らし続けられる程のオイルが入っていることの方が驚きだ。
オイルが漏れ続けてる車内で涎を垂らし続けてる乗客もいただろう。(上手い)
まあ急いで行くわけでもないし、1人だし、朝食を食べてだらだらしながら待っていると午後には運転が再開した。
東京駅22番ホームのキオスクでスナックとコーヒーを買う。
新幹線が5分遅れぐらいで到着し、2人の方の席に陣取った。
1人でいると3人席に座るのは少し気が引ける。
2人側が空いてないのであれば仕方がないが、真っ先に3人側に座れる人はすごいなと思う。
混んでいるわけではないので右側の席に荷物を置き、「田中みな実のあったかタイム」を聴きながら車窓を眺める。
旅行と言うものは行く道中が一番楽しいと言っても過言ではない。
赤羽を過ぎたあたりで、ビルの窓に明らかに新幹線の乗客に向かって張り出されてる中年の男性2人のポスターのようなものが一瞬だけ目に入った。
サブリミナル効果のように気になってしょうがない。調べてみると、調べ方が悪いのか、情弱でわからなかった。でもなんか昔テレビでやってたような気もする。誰か教えてください。
車窓を眺めていると、北上していくうちに段々僕の目に映るピンクが減っていった。薄々気づいてはいたが東北の開花は東京より約一週間ほど遅れていた。
そうこうしてるうちに祖父母の家の最寄り駅に到着した。
普段は車で来るため、歩き慣れない道を歩きながら祖父母の家に着いた。
重い門を開けて、前回とは違う庭の花の面子を横目に見ながらインターホンを押すとドアを開いた。
すると性格がはっきりしている祖母から「一人で何しにきたの?」と言われた。
びっくりして何も言えなかった。
「売れてもないのに?」「こんなことしてる場合なの?」と、言われているような気がしたけどそれは多分気のせいだ。
僕は思いついたかのように「二人に会いきたんじゃん〜」と言って空気を和ませた。
その日の夜は、僕のリクエストで3人で鍋を囲んですき焼きを食べた。
耳が遠いため、テレビの音量のデフォルトがお母さんが掃除機をかけてる時のボリュームのおじいちゃんがテレビをつけると、ミスタードーナッツのCMが流れた。
抹茶の時期だ。
3、4個期間限定の抹茶ドーナッツが紹介されていた。
するとおばあちゃんが気になったのか「明日買ってきて」とお願いされた。
僕は快諾してドーナッツ代のお金をもらった。

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