エッセイ : パンケーキと珈琲の朝ごはん / 長野県の郷土食、うす焼きと言われる和風パンケーキ

僕は毎週日曜日の朝ごはんを楽しみにしている。
それは日曜日の朝ごはんは、奥さんが僕の大好きなパンケーキを作ってくれるからだ。それを珈琲と一緒に頂く。
先週の日曜日はホットケーキミックスを使って作ったホットケーキだった。

パンケーキとホットケーキの違い、分かりますか？パンケーキのパンは食べるパンではなく、英語で
平鍋、つまりフライパンを表すPanです。
つまりパンケーキとは、フライパンで焼いて作るケーキの総称ということになるそうです。
ホットケーキはパンケーキのなかの１つの種類となり、クレープもパンケーキに分類されるとのことだそうです。

そして、今朝の朝ごはんは、うす焼きだった。

僕が住む長野県には（大学生の時、山梨県から上京して来た友人は山梨県にもあると言っていたが）、
うす焼きと言われる和風パンケーキがある。
ご飯が茶碗１杯弱の様な微妙な量残ってしまった時に作られる料理だ。
余ったご飯と小麦粉（僕の奥さんは薄力粉を使う）
を混ぜてフライパンで焼く和風パンケーキだ。
味付けせずに砂糖醤油をつけて食べたり、あるいは
うす焼き自身に甘い味付けをして食べる。
おやつにもなるし食事にもなる。

中に入れる具材によって、その家庭の味にもなる。
僕の母親は時々ニラを入れて塩味のうす焼きを作ってくれた。これはこれで美味しい。
高校の時、お弁当にうす焼きを入れて来た友人もいた。長野県では、ポピュラーなパンケーキだ。

中学生の時に友人の家に遊びに行った時、友人の
お袋さんが作ったうす焼きをご馳走になったことがある。食べてみると、洋風の甘いうす焼きで美味しかった。帰る時、友人のお袋さんに聞くと、
小麦粉とご飯と砂糖と卵とミルクを混ぜて焼いていると言った。

今朝、奥さんが作ってくれたうす焼きは、味噌味だった。少し甘く味付けした味噌味だが、初めて食べたが美味しかった。
珈琲に合うか不安だったが、味噌味なのに珈琲にもよく合っていた。味噌味だがパンケーキだからかもしれないと思った。

ご飯が微妙な量残ってしまった時は、ぜひお試しください。美味しいです。

#私の朝ごはん