エッセイ : ムーンライトセレナーデを聴きながら

僕が高校生の頃、杏里さんがオリビアを聴きながらという曲をヒットさせていた。
僕はこの曲は名曲だと思っている。
失恋した男がこの曲の2番の歌詞を聴いたらきっと立ち直れないだろうなぁ、と思う。
でも僕はこの曲を聴いて、時代が変わったと思った
それまでのヒット曲の歌詞は、女の人がただ耐えるもの、男の我儘を受け入れるような歌詞ばかりだったからだ。
この曲を、女性の尾崎亜美さんが作詞作曲し、女性の杏里さんが歌ったというのは、この当時の時代としては画期的であったと思うし、その後の女性が社会に進出し男女平等を勝ち取って行く先駆けとなった象徴的な曲だった様にも思う。
この当時の若い女性達は、この曲に勇気をもらったのではないだろうか? とも思う。
因みに、皆さんご存知だとは思いますが、
オリビアとはオリビア・ニュートン・ジョンさんのことです。

僕は一月に1回位、何故か、なかなか眠れないことがある。昨夜がそうだった。
こういう時は音楽を聴いているに限るが、クラッシックという感じではなかった、ましてやロックやポップスでもなかった。
サンタナの名曲、哀愁のヨーロッパはどうだろうと思って聴いてみると、何かしっくりこなかった。
そしてグレンミラーを聴いて、これが1番いいと思った。

グレンミラーは1920年代の後半から1940年代の始めまで活躍した、アメリカのスウィングジャズの名手の1人。グレンミラーオーケストラのリーダーであり、作曲家であり、トロンボーン奏者でもあった。

今の若い人たちはグレンミラーを知らないと思うが
グレンミラーの曲は誰でも一度は耳にしたことがあると思う。
誰もが聞いたことのあるインザムードという曲を聞けば、グレンミラーはこの曲の人なんだと、思うと思う。

グレンミラーは第二次世界大戦中、各国で戦っている兵士の人たちへの慰問演奏を行なっていた。
グレンミラーの奥さんは、グレンミラーの曲の中で茶色の小瓶という曲が1番好きだった。ところが、
グレンミラーはこの曲が余り好きではなかった。
グレンミラーが慰問演奏に出かける前、ラジオ曲に
奥さんのために、茶色の小瓶をかけてくれるようにお願いをする。奥さんはラジオから流れる茶色の小瓶を聴いていた。
だがその時、グレンミラーの乗った飛行機は墜落し
グレンミラーは亡くなってしまった。

僕が1番好きなグレンミラーの曲は
ムーンライトセレナーデ(月明かりの小夜曲)。
何とも素敵な曲名だと思う。
小夜曲とは恋人の部屋の窓の下で奏でる愛の曲だ。
それも月明かりのなかで。

僕は何回もムーンライトセレナーデを聴いている内に爆睡してしまった。
気がつくと、月明かりどころか朝日が射し込んでいた。

喉が乾いていたので、冷蔵庫に行きグレープフルーツジュースをグラスに注ぎ一息で飲んだ。
僕はグレープフルーツジュースが大好きなのだ。
そして、今日が先日休日出勤した時の代休の日で良かったと思った。

朝食に奥さんが作ってくれた、ラピュタパン(目玉焼きトースト)とチーズとフルーツヨーグルトを、
冷たい豆乳にきな粉とアーモンド粉とすり胡麻を混ぜたもの(美味しいし栄養があります)を飲みながら頂き、ロイスのチョコを食べながらブラック珈琲を飲んだのだが、何故かまた眠くなり、奥さんが出かけた後、横になるとまた爆睡してしまった。
先ほど起きて、また冷たいグレープフルーツジュースを飲みながら、この記事を書いています。
時計を見ると、もうランチの時間。
何か食べてばっかり感があるので、ランチは1時過ぎにしようと思った。
先日、インドネシアに旅行に行った方がお土産に
インドネシアの珈琲を買って来てくれた。
インドネシアの珈琲は美味しいです。
これからその珈琲を淹れて、
ムーンライトセレナーデを聴きながら飲もうと思います。



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