カクテルエッセイ 7 : 日本のオリジナルカクテル雪国のカクテル言葉は 恋を占う

国境の長いトンネルを抜けると雪国だった
の名書き出しで始まる川端康成さんの雪国。
この雪国から着想を得た日本のオリジナルカクテル
がある、雪国というカクテルだ。

雪国は1958年のサントリーのカクテルコンクールで優勝した、井山計一さん考案のカクテルだ。

ウォッカとホワイトキュラソーとライムジュースと砂糖で作られていて、グラスの底にはミントチェリーが置かれている。
酸味のある甘さが魅力だと思う。
チェリーがあるので、デザート代わりに注文する方も多いみたいで女性にも人気だそうです。

雪国は川端康成さんがノーベル文学賞を受賞された時に対象となった作品のひとつで、僕も好きな小説だ。国の内外を問わず有名な雪国は、島村と駒子の恋愛模様が描かれている。
その小説に相応しいカクテル言葉がカクテルの雪国にも付けられている。
雪国のカクテル言葉は、恋を占う。
美味しいカクテルだと思います。



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