恋愛エッセイ : 妊娠は女性の自己申告制? 女の友情もいいなぁと思った
先週の金曜日、奥さんが実家に用があり夕食は別々だった。僕は残業になってしまったので、夕食は食べて帰ることにした。
僕は居酒屋を兼ねた地元でも美味しいと評判の食堂に寄り、カレイを一匹丸ごと唐揚げにしたものと、
野菜炒めとライスを頼んだ。
カレイは食べるところが少ないがタレをかけて食べると美味しい。また、この店の野菜炒めはラーメンのスープを入れて炒めているのでメチャクチャ美味しい。
僕はカウンター席に座っていたが、僕の後ろのテーブルで20代後半のOLの女性が2人で飲んでいた。
すぐ後ろだったので話していることが全部聞こえて来た。
OL A
「寒くなって来たから、この間冬物の服とブーツを出したの。」
OL B
「私、今年、新しいブーツ買おうと思って。」
OL A
「ブーツもいいけど特にロングブーツ履いてると中でソックスが脱げて来るよね。」
OL B
「そうそう、なんでだろう。それより、私また失恋しちゃった。どうしてかなぁ〜?」
OL A
「悩まない、悩まない。男なんて世の中に佃煮にするくらいいっぱいいるから、心配しない!」
OL B
「でも、恋愛は男の方が有利だよね?」
OL A
「何言ってるのよ、あり得ない血液型の組み合わせ以外、妊娠という最後の切り札を持っている女の方が断然有利よ。」
OL B
「どういうこと?」
OL A
「いい? お腹の子は誰の子か?っていうのは女にしか分からないこと。男には分からないでしょ?
つまり、男は女に、お腹の子はあなたの子よ、と言われたら、それを信じるしかないのよ。
つまり、妊娠は女の自己申告制ってこと。」
OL B
「DNA鑑定しよう、と言われたら、どうするの?」
OL A
「私のこと信じてなかったの?って言えばいいのよそもそもそんなことを言ったら、ふたりの関係は終わりだから言えないわよ。」
OL B
「確かにそうだな。」
OL A
「恋愛は妊娠という最後の切り札を持った女の方が有利なのよ。」
OL B
「私、何か、元気出て来たなぁ〜。」
OL A
「ねえ、ふたりの合言葉で乾杯しようよ。」
OL B
「いいねえ。」
OL A & OL B一緒に
「心が離れたら、それまでさー!かんぱ〜い!」
女の友情もいいなぁと思った。
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