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色々書いてこまめに入れていきたいです 書けた順番でそのまま入れてます
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#源氏物語

『源氏物語』の感想記事に対して感想コメントを色々書きたくて怪文書記事にしました③

『源氏物語』の感想記事に対して感想コメントを色々書きたくて怪文書記事にしました③

序文と私信

noteで、足しげくお邪魔させてもらってる書き手の傘籤さんが、年明け頃から折に触れ『源氏物語』の現代語訳を初めて読んでみた感想記事を書いて下さっていて、ずっと楽しみにしていました
この度、シリーズの完結編にあたる宇治十帖を読了された感想記事を上がったので、そりゃあ大喜びで拝見したんです

そして、これまでの傘籤さん『源氏物語』記事に対してやらかしているのですが、どうしてもコメントをい

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『光る君へ』第八話『招かれざる者』のネタバレ含む感想

『光る君へ』第八話『招かれざる者』のネタバレ含む感想

前回は、作中での猫の扱いについてめちゃくちゃ腹が立つ事があり、登場猫の小麻呂の安否が心配されてましたが、今話の冒頭で無事が確認されました
じゃあ何で前回はあんなだったのか、全く分かりませんが、とにかく良かったです

例によって、書きたいことをドラマ内のエピソード順に書いており、ネタバレに考慮していない内容なので、閲覧にはご注意ください

弓を調整しながら月を見上げる道長と、書を読みふけってると思い

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『源氏物語』の記事に対してどうあってもコメントを書きたくて怪文書にしてみました②

『源氏物語』の記事に対してどうあってもコメントを書きたくて怪文書にしてみました②

以前、noteでフォローさせて頂いてる傘籤さんが書かれた、源氏物語の現代語訳をはじめて読んでみた感想の記事に対して、コメントをどうしてもたくさん書きたかったもんですから、文字数の制限のない記事の形にまとめて、自分ちで公開したことがありました
そしてこの度、待望の感想記事の第二弾が公開されたのです

「ちょっと時間がかかった」と書かれていますが、違うんです! 
めっちゃ源氏物語を読み込まれて、楽しま

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『源氏物語』の記事へのコメントを書いていたら怪文書になったので、記事にしました

『源氏物語』の記事へのコメントを書いていたら怪文書になったので、記事にしました

『源氏物語』が昔から好きで、現代語訳はいくつかと、関連書籍もいくつか、何年も前から楽しく読んでいます
先日、noteでフォローさせて頂いてる傘籤さんが、角田光代さんの現代語訳版の感想を書かれていて、源氏物語の現代語訳を読むのは初めて、という新鮮な切り口で、たっぷり源氏の世界を楽しんでいらっしゃる素敵な記事でした
(ファン歴の長さだけはある)古参の源氏物語好きとしては、すごく嬉しくなってしまう記事な

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『光る君へ』二話目の感想と、オススメ書籍の紹介とよもやま話の日記

『光る君へ』二話目の感想と、オススメ書籍の紹介とよもやま話の日記

先週は大河ドラマ『光る君へ』に対して、だいぶ不満がある感想記事を書いたのですが
2話目を視聴するとすごく面白さのギアがかかっていて、いいぞいいぞ! と、盛り上がってしまいました とても手のひら返しです
以下、感想を書きますが、内容にだいぶ触れてますので閲覧はご注意ください

二話はまひろ(のちの紫式部)の裳着(成人式)のシーンから始まりました
貴族の中流階級の慎ましい裳着の様子を観れるのはとても嬉

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『光る君へ』初回感想(文句多め)と初詣などのあっさり日記

『光る君へ』初回感想(文句多め)と初詣などのあっさり日記

源氏物語好きの端くれとして、今年の大河ドラマ『光る君へ』の開始は楽しみ半分、危惧半分といった心地でした
大河ドラマの効果で源氏物語の関連書籍がたくさん刊行されたり、様々な書店さん毎に源氏物語や紫式部関連のフェアが展開されたり、昔からある現代語訳版が重版されたりと、出版関係でわくわくするありがたいことがたくさんあります
一方、肝心のドラマ本体については率直に申し上げると不安でした
紫式部自身に焦点を

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源氏物語の解説本の、最近読んだもの三選

源氏物語の解説本の、最近読んだもの三選

今年、2024年の大河ドラマは『源氏物語』の作者である紫式部が主人公なのだとか
その影響で、『源氏物語』を解説した書籍や、様々な方の手による現代語訳などが、あちこちの書店でコーナーとなって並べられています
きっと今年中に刊行される関連書籍もたくさんあるんだろうな~とほくほくです
という訳で、源氏物語の解説本の昨年読んだものと、今年読みたてほやほやなもののご紹介をしようと思います
源氏物語にまだ触れ

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小説版『ドラゴンクエストⅣ』に見る、密やかな描写の話

小説版『ドラゴンクエストⅣ』に見る、密やかな描写の話

ファミコン時代の傑作RPGのひとつと言える
『ドラゴンクエストⅣ』には小説版があることはご存知でしょうか
著者は久美沙織さん、挿画はいのまたむつみさん、
こちらの小説版ドラゴンクエストは原作にあたる『ドラゴンクエストⅣ』の傑作ぶりに並び立つ、自分が心から愛してやまない小説です
この小説の魅力は限りなくあります
原作のゲームの5章編成になっている雰囲気をそのまま映したような変幻自在の文体、
久美沙織

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『源氏物語』初見の方におすすめしたいパスティーシュ短編小説

『源氏物語』初見の方におすすめしたいパスティーシュ短編小説

自分は源氏物語が好きなんですが、本体も凄く楽しく読みますし、様々な源氏物語の解説本や評論本もとても好きです
こちらの記事は、源氏物語読んでみたいけど難しそうだなって方に是非ともオススメしたい一冊をご紹介する内容になってます

『源氏姉妹』 酒井順子 新潮文庫

こちらの作品は、源氏物語作中で主人公の源氏と性的な関係があった女性たちの、それぞれの”感想”を生々しく再構築し、さらに酒井氏から見たそれぞ

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