屋久島トレッキングの旅~3日目 SPAや観光~
サンカラ屋久島ホテルのスパ[sankara sana]
「トレッキング後はスパでしっかりトリートメントを受けたい!」
この旅が決まった時からスパも楽しみに一つでした。
人気のスパで メンバーは5人もいますから、宿泊の予約してからすぐにスパの予約もお願いしました。
5名の同時刻スタートは無理でしたので、時間差でトリートメントを受けました。
まずはハーブティをいただきながらカウンセリングを受けます。
幾つかの項目についてチェックを入れたのち、「水(SUI)」、「陽(YOU)」、「林(RIN)」の3つのエネルギーバランスから セラピストが選んでくれた自分に合うオイルを使ってのトリートメントです。
部屋に入るとセラピストの方が、葉っぱやキャンドル、壺を載せたトレイをもって来られました。
「屋久杉の葉に火をつけ、壺に入れてください」と。
杉が燻され、杉の香りが漂います。
儀式のような一連の流れが心をほぐし、ゆったりと香りに癒されていきます。
施術前に杉の香りで心身の緊張を解き、トリートメントを受け入れやすくする効果があるそうです。
90分のトリートメントは想像通りの気持ちよさ。
しっかりと屋久島のエネルギーを取りこみました。
施術の前に「月桃ハーブウォーター Alpinia Zerumbet Yakushima」をかけてもらったのですが、これもさっぱりとした良い香りでした。
お土産に買って帰ったところ、かなり好評でした。
屋久島の温泉-尾之間温泉(おのあいだおんせん)
3日目は特に予定を立てずに、お天気や気分次第で行動することにしていました。この日は良いお天気!
なかなか来ることのできない屋久島ですから、ホテルでレンタカーを借りてぐるっと一周することにしました。一周は約100キロ。
屋久島1周ドライブとは言えども、何か目的地がないと寂しいものです。
旅行好きの5人ですから、いろいろと情報を持っています。
「屋久島の温泉に行ってみない?」と友人の提案。
早速バトラーさんに伺うと尾之間温泉を教えてくれました。
いざレンタカーで出発するときには、タオルやお水の入ったバッグが人数分トランクに用意されていていました。
こういうところがサンカラの素敵なところです。
尾之間温泉は約350年ほど前に、地元の漁師に鉄砲で撃たれた大ジカが傷を癒したと言い伝えられる温泉で、温度は約49度。
足元から湧き出ている源泉かけ流しの温泉で、とにかく熱いです。
地元のご高齢の方が先にいらっしゃいました。
とても気さくな方で色々と教えてくださいます。どうやったら49度に入れるのかを。
まずは掛け湯をして体を慣らす、そしてこの辺りから入りなさいと入る場所も教えてくださいました。
それでも熱いですが、何とかはいることはできました。
地元の方は(高齢の方?)は無料なので毎日来ていると話されていました。
お話し好きの方だったので、初対面ながら楽しい会話をしました。
地元の方と他愛無い話ができる旅は、何年たってもいい思い出として頭から消えない旅行になりますね。
そういう今でも、あの時のご婦人のお顔や話し言葉が頭に浮かびます。
日本一のウミガメの産卵地-いなか浜
ウミガメを見ることも旅の目標でしたが、4月はまだ無理でした。
無理でもウミガメの場所に!と車を走らせます。
いなか浜は美しい砂浜で、日本一とも言われるウミガメの産卵地。
アオウミガメとアオウミガメの産卵が見れる時期は、5月上旬~7月下旬で、アオウミガメの赤ちゃんが生まれるのは、7月下旬~8月下旬ごろ。
今回は見れる時期ではなかったのが残念ですが、次にまた屋久島を訪れる時はウミガメを見られる時期に必ず!
西部林道-約15kmが世界自然遺産地域に含まれる道路
西部林道は屋久島の西側海岸沿いの道路で、永田岬の屋久島灯台から大川(おおこ)の滝あたりまでの地域は世界自然遺産に含まれているエリアです。
「ヤクシカ」や「ヤクサル」に出会えるという言葉に惹かれてドライブしてみました。
舗装はされていますが道幅は狭まく、ヤクサルが集団で寝そべっていたり、突然ヤクシカが車の前を横切って行ったり・・・
なかなかスリルのある林道です。
毛づくろいをしているヤクサルが道を開けてくれるのか、、、不安になりながら徐行していると、しぶしぶ道をあけてくれました。
照葉樹林が生い茂る林道で、くねくね曲がり、時折対向車があり、久しぶりに緊張したドライブでした。
屋久島どこに行けばいい?と聞かれたら、西部林道のドライブも即答したいほど良い体験でした。
縄文杉トレッキングがメインの今回の旅行でしたが、ウミガメの時期にウミガメの産卵やウミガメが見れるシュノーケルのツアーに参加できれば それも良い旅になるでしょうし、尾之間温泉も西部林道もほとんど下調べなく訪れたにもかかわらず、とても楽しい旅の記憶として心に残っています。
屋久島にはまだまだ見てみたい場所があります。
大自然のエネルギーを感じる屋久島には、時間を見つけてまた訪れたいと思います。