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【悩める就活生に肩のチカラを抜いてもらうためのお遊び】 ものがたりの登場人物がエントリ…

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【悩める就活生に肩のチカラを抜いてもらうためのお遊び】 ものがたりの登場人物がエントリーシートを書いたら‥ ゴーストライトしてみます

最近の記事

【トイ・ストーリーES】バズ・ライトイヤー

自己PR 私には夢がある。人類が未だ見ることのない、無限の彼方に到達することだ。人はその夢を笑うかもしれない。実際に多くの冷ややかな目を私は知っている。しかし、人は生まれながらにしてその天命を全うすべきだと思うし、多くの人はそのなんたるかに気がつくこともなく人生を終えていく。私も自分が空を飛べないことに気がつくには時間がかかった。まるで飛んでいるかのような感覚は錯覚で、その現実に直面した時には茫然とした。わずかな可能性にかけて何度もその現実から抜け出そうとはしなかった。しかし

    • 【リトル・マーメイド ES】セバスチャン

      自己PR 私は海が好きだ。海の近くで育った私は幼少期来る日も来る日も海へ出かけていた。海に関する知識と経験なら右に出るものはいないと自負している。そんな私は仕事をするうえで特にリスク管理に関して力を発揮したいと思っている。企業活動においてリスクを分析し、時に活動を制限することも必要不可欠だと信じでいる。それは海が教えてくれた。私の友人から世界を見てみたい相談を持ち掛けられたときのことである。彼女の準備不足と知識不足を直感した私は海を離れることを止めた。なぜなら、隣の海藻はいつ

      • 【アナと雪の女王ES】エルサ

        自己PR 私には自身で道を切り拓く意思と行動力がある。私は生まれながらにして大気中の物質を敏感に肌で感じることができ、それらを活用して冷気を生み出すことに成功した。ところがその技術は村の風習からして忌むべきものとされ長い間明るみに出すことを強く禁じられていた。実の妹ですらその技術の存在を知らなかった。学部時代、その理由なき風習から禁じられていた事実に違和感を強く覚え、私は海外へと赴いた。そこではこれまで見て来た常識とは全く異なり、個人の自由と意思を尊重する国だった。先進技術も

        • 【解説編】桃太郎ES「原則①課題解決をストーリーにせよ」

          桃太郎の登場人物がエントリーシートを書いたら、 というテーマでそれぞれの切り口から見てきた。 しかしそこにはいくつかの原則が存在していることにお気づきだろうか。 原則は全部で7つある。今回はそのひとつに絞ってみていこうと思う。 原則①:課題解決をストーリーにせよ エントリーシートは多くの場合、400字程度のなかでまとめなければならない。与えられたお題に対して字数制限を十分に使って書き上げなければならない。この貴重な400字をだらだらと書き連ねる文章のいかに多いことか。

        【トイ・ストーリーES】バズ・ライトイヤー

          【桃太郎ES】 雉 美那(21歳 国立大学文系)

          これまでがんばったこと(=学生時代がんばったこと) 私は学生時代、仲間と鬼退治に挑戦しました。一人っ子として育ち、幼少期から文化系であった私は、家で過ごすことが好きでした。中でもオシャレに興味を持ってからは服飾部とダンス部を兼部して活動に勤しんでいました。そんなある日、村の同級生から声をかけられて鬼を退治しに行くことになりました。文化系で鬼退治だなんて女子の私に出来るはずがないと最初は不安でしたが、活動が進んでいく中で私だからこそできることがあると分かりました。私は鬼退治にあ

          【桃太郎ES】 雉 美那(21歳 国立大学文系)

          【桃太郎ES】犬 忠泰(23歳 私立大学大学院理系)

          これまでがんばったこと(=学生時代がんばったこと) 私は学部2年次から動物文化学のゼミに参加して日々研究活動に勤しんでいる。研究テーマは「柴犬の平常行動とヒトの動物行動解釈についての考察」である。私は幼少期からヒトと近いところで生まれ育ってきた。意図せず首をかしげると人間は「話を聞いているの?」などと言って丁寧に話しかけてきた。私は当初、自身の行動が人間の認知に影響を及ぼしていることに疑問を持つことがなかった。しかし大学に入学後他国からの留学生との交流を通じて、これは私の犬種

          【桃太郎ES】犬 忠泰(23歳 私立大学大学院理系)

          【桃太郎ES】猿 田助(21歳 私立大学文系)

          これまでがんばったこと(=学生時代がんばったこと) 私は、大学1年生からはじめた登山部での活動をやり遂げました。毎週末には日帰り登山やクライミングの技術向上の為に他大学との合同練習を開くなどして部活動に明け暮れています。特に印象的だったのが2年の夏に主務として参加した合同合宿でのことです。他大学の主将に声をかけられ、鬼退治に行こうというのです。私の地元では鬼は大学生には絶対に踏破できない難攻不落の壁と言われていました。部員も昼夜を問わない練習量による物理的拘束でモチベーション

          【桃太郎ES】猿 田助(21歳 私立大学文系)

          【桃太郎ES】桃 媼(82歳 国立大学編入)

          これまでがんばったこと(=学生時代がんばったこと) ある日、私は桃を拾った。それまで見たことのない巨大な桃だ。帰って夫に相談すると夫はその桃を売ってお金に変えようという。私は強く反対した。なぜならその桃が期待する価格で売れる確証もなかったし、調査による需要予測をしている時間はなく、村の現状を鑑みるに需要は見込めないと判断したためだ。しかし議論は平行線を辿るばかりだった。その間にも桃はどんどんと色を変化させその品質はピークを迎えることが見えてきた。このままではどちらも失うことに

          【桃太郎ES】桃 媼(82歳 国立大学編入)

          【桃太郎ES】桃 太郎(21歳 私立大学文系)

          これまでがんばったこと(=学生時代がんばったこと) 私は鬼退治をしました。当時鬼は村にとって成長のボトルネックとなっていたのです。さらにそれは誰しもが問題だと分かっていながら放置されていたことでした。当初は私の祖父母や周囲から猛反対を受け、仲間は誰一人いない状況でした。そこで私が実行したのは、①問題提起と②目指すビジョンの明確化、そして③インセンティブの提供、です。まず鬼という存在がもたらす影響を分析しました。過去から現在に至るまで鬼が与えた損害を数字によって算出したのです。

          【桃太郎ES】桃 太郎(21歳 私立大学文系)