【アナと雪の女王ES】エルサ

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私には自身で道を切り拓く意思と行動力がある。私は生まれながらにして大気中の物質を敏感に肌で感じることができ、それらを活用して冷気を生み出すことに成功した。ところがその技術は村の風習からして忌むべきものとされ長い間明るみに出すことを強く禁じられていた。実の妹ですらその技術の存在を知らなかった。学部時代、その理由なき風習から禁じられていた事実に違和感を強く覚え、私は海外へと赴いた。そこではこれまで見て来た常識とは全く異なり、個人の自由と意思を尊重する国だった。先進技術も発展しており、雪だるまを活用したAIによって、雪の結晶が気温によって変化せずかつ意思をもって人間と対話することができるというものだった。その出会いに衝撃を受けた私は村を離れて全く見ず知らずのこの土地で就職することを決めた。決断に当たっては妹や親類との衝突もあったが、ありのままの姿でいられる環境を自ら選択してその選択を良いものにするというのが私の信条であるのだから、もう少しも寒くないし、何も怖くない。（432字）