もしもカバー

【桃太郎ES】桃 太郎(21歳 私立大学文系)

これまでがんばったこと(=学生時代がんばったこと)
私は鬼退治をしました。当時鬼は村にとって成長のボトルネックとなっていたのです。さらにそれは誰しもが問題だと分かっていながら放置されていたことでした。当初は私の祖父母や周囲から猛反対を受け、仲間は誰一人いない状況でした。そこで私が実行したのは、①問題提起と②目指すビジョンの明確化、そして③インセンティブの提供、です。まず鬼という存在がもたらす影響を分析しました。過去から現在に至るまで鬼が与えた損害を数字によって算出したのです。そしてその損失がなかった場合の現在の状況を可視化、さらに将来得られるであろうベネフィットをグラフで推計しました。いざ実行フェーズに移ったとき、犬も雉も猿も目の前に見える恐怖心からモチベーションがあがりませんでした。計画を実行に移すためには仲間の存在は必要不可欠だと判断した私は、上質なきび団子をインセンティブとして提供、鬼退治実行を確実なものにすることができました。(397字)


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私は桃から産まれました。両親はいません。幼少期はその稀有な境遇を憎み、育ててくれた祖父母に対してぶつけようのない感情を吐露したりもしました。しかし、村の未来を真剣に考え、仲間に助けられながら鬼退治を実行する中で「自身の存在意義」についてある考察を得ました。それは自分自身に降りかかる課題は選べない、けれどその課題に向き合う姿勢はいつでも選ぶことができる、ということです。鬼退治を実現することができた体験を通じて、自身の変化そのものを体系的に理解することができたのです。それまで内向きに発散していたチカラが初めて現実の変化として見えた瞬間です。どんな困難な状況に置かれても目標を達成したいという前向きな気持ちを忘れずに現状を冷静に分析し、課題を共有したうえで効果的に仲間と協働を進める。この成功体験のレシピを自分の引き出しに加えて、社会に貢献していきたいと思います。(382字)

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