岡林健勝

Ghost like girlfriend

岡林健勝

Ghost like girlfriend

最近の記事

牛歩

知らなかったことを調べながら制作を進めてることもあってどうしても牛歩気味になるしうんざりするし仮眠のつもりで普通に寝てしまったりでう〜〜〜〜んといった調子だけど引き続き制作を続けている。やっぱりものを残しておきたいという気持ちが夏になると随分高まってしまう。 志村さんの誕生日と、自分の誕生日が迫り来るからなのか。そういう気持ちが取り敢えず高まる。もうすぐで29になる。

    • さよなら

      ということで本日発売になりました。 昨年のハロウィン前日、所用で大江戸線のどこかしらの駅構内、もう地下も地下でこの曲の断片が浮かんだ瞬間「ああこれは大事に作らなきゃいけないやつだ」とちょっと慌てふためきながらおびただしい数の人並みの中からどうにか人気のないところを見つけてボイスメモに収めたところから始まり。 その直後から「事件」のリリース準備と「サイレント、幻」と「ゆめうつつ」のアレンジ作業と並行して制作に着手したものの大事に作らなければと思うあまりうんともすんともいかず、2

      • 人間に

        祖母の死と妹夫婦との顔合わせと。先日まで5日間ほど関西へ帰っていて、色んな角度から家族というものを見つめる時間となった。東京へ遊びに来た母と自由が丘や下北沢を闊歩しながら、結婚や家庭という幸せはあげられないからせめて音楽で元気にやってる姿をお届けしたいと思った5年前の今頃をぼんやり思い起こす。活動や私生活のことをマメに連絡しているわけでもないし家庭内ゴシップにも圧倒的に疎かったりもするけど、何かをあげたいと思っているくらいには一応家族が好きである。せめて、という妥協案じみた言

        • すべての機材をベッドサイドへ

          20代のうちにアルバムを作っておきたい気持ちと、でもサードアルバムはじっくり作りたいという気持ちと。それを横目に先週新曲を納品してまた新しい曲を2つ制作しはじめて大まかな形がそろそろ出来上がる。作業机からパソコンとインターフェースだけ持って来て小さなベッドサイドテーブルへギチギチにそれらを敷き詰めて作っているからか、ちゃんとベッドルームミュージックの風味がいずれにも充満している。とても良い。 作りたいものが底を尽きないこと、そんな自分の心模様で夏が来たことを実感する。走り切る

        マガジン

        • SELF LINER NOTES
          0本
          ¥300

        記事

          2023.6.12

          昨年末から制作していた楽曲がようやく納品一歩手前まで完成。4月にリリースするんだと意気込んでいたし「新曲探訪」でも演奏するんだとセットリストにもギリギリまで書いていたものの間に合わなさすぎて断念、ワンマンの翌々日からの連日作業ののちに1ヶ月掛かってようやく。長過ぎた。あまりに。多分初夏くらいのリリースになりそうで桜とかモロ春のワードが入っているけどまあ「若者のすべて」とかあれ11月リリースだしなとか色んなWikipediaを読んでちょっとビビっている心を鎮めたりするなど。初の

          一年

          一年。 燃え尽きても暮らしは続くこと、懲りずにまた燃え尽きる兆しが生まれることを身をもって知る。2か月以上制作してる作品がまた白紙同然になりそうで、相変わらず格闘している。

          「シン仮面ライダー」は結局3回観に行きました

          書き出しては唸って書き出しては唸っての繰り返しで見分けのつかない音源がiTunesを占め過ぎている。そろそろ決着をつけたい。 そんな最中今週末の「SSR2023」のリハ。 4年ぶりにキーボードを迎えてのライブでこんなにも変わるものなのか自分の曲はと感銘を受けっぱなしでどの時間も過ごしている。 今日のリハ、終盤は皆で「もう恋なんてしない」の合唱で終わったりとグルーブもいい感じであるので乞うご期待。 5月いっぱいでHuluでの配信が終わってしまう「ブラッディマンデイ」を先月から観

          「シン仮面ライダー」は結局3回観に行きました

          めちゃくちゃ生きている

          毎日色々試しては駄目でふて寝しようにも何か眠れずまた机まで来て制作、といった毎日。めちゃくちゃ生きている。一週間経ってもまだライブの感想がDMで朝来てたりする。何かを成し遂げた気持ちに思わずなる。エナジードリンクをカフェインの効かない身体に流し込む。味が好きで飲んでいる奴なんていないみたいなことを何かのラジオか漫才で聞いた気がするけどいたりする。ここに。 丸6年。リリース日も曜日も完全一致。 CDショップの展開を見てルーベンスの絵を見たネロのようになったあの日。あの頃毎日の

          めちゃくちゃ生きている

          やっとまた人生が動いた感じがする

          Ghost like girlfriend 「新曲探訪」 2023.5.12 TOKIO TOKYO 1.Highway 2.音楽 3.サイレント、幻 4.Midnight crusing 5.ゆめうつつ 6.laundry 7.面影 8.Rainof○○○ 9.事件 10.ERAM 11.光線 12.Birthday 13.Flannel En1.マリアージュ En2.Last Haze W En.Othello あれからもうすぐ1週間経とうとしてるのにまだ余韻の中

          やっとまた人生が動いた感じがする

          格好

          全体での最終リハも昨日終えて、不安要素も個人的にはなくなったもののそれはそれでソワソワするというか。本当に大丈夫ですか?という漠然かつ巨大な気持ちにひとり翻弄されるような心地になり昨晩は網戸ごしの空気を吸いながら心の中であれもやったこれもやったと言い聞かしていた。それだけに飽き足らずついにはベランダにまで出て外の空気を直に吸ったりもした。 最近やけに早起きで今日も早くに目が覚めて、寝起きの声でスタジオを予約してそのまま個人練に入って。昼過ぎに終えて幾つかの街へ買い出しに行くも

          ずっと歌っている

          来週にせまった単独に向けて相変わらず連日準備をしている。 その一環で各曲のステムデータを見る必要があり「ERAM」からのデータをずらっと並べてる訳だけど、制作から日をおくとやっぱその作品を構成する内訳みたいなものをほぼほぼ忘れている訳で、昔の曲であればある程どんな曲調であれおどろおどろしい音がふんだんに使われてて、時が経つにつれてそういうものが無くなっていく感じがあり、素直さと純度を取り戻す歴史をデータから紐解いてく感じがして面白かった。 数年ぶりに取り戻した純度さで来週は挑

          ずっと歌っている

          記憶

          最近友達と話してた話題もそうだったし聴いてるPodcast内でも話題になってた「人生初の〇〇って覚えてますか?」って話。 たとえば初めて観たニュースとかバラエティとか。 歳が近かろうが離れてようが盛り上がるから隙あらば色んな人と話したい。ここ数年の記憶が曖昧になっているように、幼少期の頃の記憶もそうなってしまうのだとしたら今のうちだなんて思いながらタイミングを伺っている。 内容こそ全く覚えていないけど、ちなみに自分の人生で一番最初に観たドラマ(記憶に残ってるドラマ?)はこれ

          4.13-4.19

          ベッドのシーツが真ん中から裂けて自分の頭身と同じ大きさのひし形が出来上がったので新調。思えば8年も使っていたのか。下着やバスタオルの替え時がいまいち掴めなかったり、そういう暮らしの平均値みたいなものを皆がどこで知るのかを知らない。数多の洗濯と乾燥とで色あせまくっていた事を新品のシーツと見比べて知りつつ、ひし形の中に出来心から手を通したのちに丸めて捨てた。 欠けた差し歯を見てもらおうと駆け寄った歯医者にて親知らずの抜歯が必要ですと大学病院の紹介状をもらってから3ヶ月が経つ。納得

          待っててね

          リハ、撮影、制作、チケット発送等、実感だったり現実味を帯びる準備ばかりのここ数日で。ワンマンまで今日でジャスト一ヶ月かと思いちょっと震えるような気持ちでもある。このもうやるしかない感はいつまで経ってもやっぱり慣れない。 一方でチケットの応募を沢山の方から頂けて色んな意味合いで胸を撫で下ろしつつ、本当に有難い気持ちでいっぱいになる。やるたびにどれだけ奇跡めいてる事なのかを実感するというか。単純に覚えていてくれている、認識してくれているという事の凄みがやればやる程身に染みて分かる

          待っててね

          ゆめうつつの(と)

          先週リリースした「ゆめうつつ」にまつわるPodcast「ゆめうつつの」が公開されました。 第1回は制作に関する話や作るにあたったきっかけなんかの話を、第2回は一緒に聴いてもらいたい楽曲をまとめたプレイリストとそれら一曲一曲についての紹介をしています。 何かしらのアテというか、ながら聴きでもしてもらえたらなって感じで。 明日からまた曇り、明後日からまた雨予報だったりと相変わらず歯軋りしたくなるような天気の不安定っぷりではあるけどたとえばこないだの土曜日となんかは雲ひとつない晴れ

          ゆめうつつの(と)

          ゆめうつつ

          寒いとマジで何もできないし何もしたくなくなる。フィルマークス、Apple Music、Spotify、確定申告の領収書、どれを取っても1〜3月の動きが少ない。そして暖かくなり始めてきた頃からそんな冬を取り返すかのように全方位で活発になる。季節によって暮らしっぷりを分かりやすく左右されるようになったのはここ数年からだけど、何となくこれからの人生ずっとこんな感じなんだろうなというやんわりとした確信があって昨年の秋、自宅の窓から見た空に冬を感じた時に一気にこの2年ほどの冬と春の事を

          ゆめうつつ