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のび太に学ぶ楽な心の作り方

「一番いけないのは、自分なんかだめだと思いこむことだよ」

これは『ドラえもん』の主人公、のび太の言葉である。

彼はいつもダメダメで周りからもバカにされる事が多い人物だ。

そんな彼が、落ち込むドラえもんにかけたのが先ほどの言葉だ。

のび太は確かにダメでどうしようもないやつかもしれないが、彼には他の人にも負けない大切な物を持っている。

それは、優しさである。

おそらく彼の優しさは、上記の様な考え方があってのものだろう。

周りからバカにされて過ごす毎日を送っていれば、少しくらいやさぐれるものだ。

しかし、彼は上記の様な考え方を持つことで、うまく自分らしい心を保っているのだ。

今回は、のび太の言葉を参考に、自分の心を楽にする考え方を解説していく。

思い込みが自分を作る

前回このような記事を書いた。


この記事には、憧れの自分になるには憧れの自分を演じる必要があることを記載した。
 
これは思い込みの強さを利用した方法であると言える。
 
人の脳は真実と嘘を理解できない。
 
そのため、思い込みを作ることで、脳はそれを現実の物として受け入れる。
 
それが結果的に、思い込みから生まれる真実に変わるのだ。
 
このことが理解できると、のび太の発言の重要性も理解できる。
 
自分はダメなやつだと思うことで、脳はその言葉を真実だと思い込む。
 
その結果、自分がどんどんダメになっていく行動を無意識のうちにとってしまい、気づいた時には本当にダメな人間になってしまうのである。
 
のび太はそこまでは言っていないが、大切なのは「自分は出来るやつだ」と思いこむことだ。
 
その結果、本当に行動や思考、言動が変わり、ゆくゆくは“出来るやつ”になっていく。
 
思い込みの力は強大である。
 
だからこそ、思い込むのであれば、ポジティブな思い込みをするべきなのだ。
 

自分と問題を切り離して考える

 
自分が叱られたときのことを考えて欲しい。
 
誰かに叱られると、どうしても「自分はなんてダメなやつなんだ」という気持ちが湧いてこないだろうか。
 
これは、「叱られた問題」と「自分自身」を繋げて考えているためにおこる心理状態だ。
 
例えば、のび太が宿題を忘れて先生に怒られたとしよう。
 
先生はあくまで、宿題を忘れたことを怒っているのであって、のび太そのものを否定しているわけではない。
 
言い換えれば、宿題を忘れたことと、のび太の人間性は全くもって関係ない。
 
しかし、私達は何か失敗をすると、その失敗=自分がダメなやつだと結び付けて考えてしまう。
 
よくよく考えてみて欲しいのだが、失敗と自分の存在価値は一切関係ない。
 
一度問題と自分を切り離して考えると、この悩みは解決される。
 
専門的には外在化などと呼ばれる。
 
宿題を忘れてしまったという問題と自分を切り離して考えてみよう。
 
そうすると、あくまで先生が怒っているのは、宿題を忘れたことに対してだと気が付くだろう。
 
あとは、その問題にどう対処するかを考えればよい。
 
宿題を忘れたからといって、ダメなやつになるわけではないのだ。
 
どんなに有能な人でも物事を忘れることはある、それがその証明だ。
 
一度失敗したからといって、自分がダメなやつだと感じる必要はないのだ。
 
失敗とあなたは全く関連性のない別物なのだから。
 

楽な心を作る考え方

 
様々な考え方を今回は説明してきたが、何よりも大事な考え方が一つある。
 
それは、誰しも失敗はあるということだ。

失敗してあたりまえ。
 
その様な考え方を常に忘れないでいることが出来れば、その後の心の在り方が変わっていく。
 
失敗はするものだからしょうがない。だからこそ、次にどう取り組むのかが大切なのだ。
 
失敗をしてもあなたがダメな人間な訳ではない。
 
人間は失敗をする生き物なのだからしょうがないのだ。
 
あなたが落ち込む様な失敗に出会ったら、今日の考え方をどれか一つ思い出してほしい。

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