心理学的にみた、良いリーダーの条件とは??
今回の記事はこんな方におすすめ!
☑︎上手にリーダーシップをとりたい
☑︎新しいリーダーを育てたい
リーダーシップ上手に取りたいと考えた事はないだろうか。
一生懸命、下の者を指導したり、方針を決めているのになぜかうまく行かない。
あなたも、そんな経験をしたかもしれない。
実は、理想的なリーダーシップの取り方というのは、心理学で研究されている。
そして、あらゆる研究によって理想的なリーダー像というのは結論が出ているのだ。
今回は、心理学的にみた、良いリーダーの条件を解説していく。
共に話し合い、共に動くリーダー
心理学者レヴィンは、リーダーシップをとっている人間には大きく分けて3つのタイプが存在すると言っている。
それが、専制型・民主型・放任型のリーダーだ。
結論から述べると、理想的なリーダーとは民主型のリーダーだ。
それぞれのタイプについて解説していく。
まず、専制型だが、簡潔に述べると、指示は出すが自分は何もしないというタイプのリーダーだ。
部下の仕事に事細かに指示を出すが、自らは何もしない。
この様なタイプのリーダーだと、目標達成のための生産性は高くなるが、チーム全体の雰囲気というのは悪くなってしまう。
もう一つの放任型はこれに対して、チームの方針も決めることもなければ、作業にも加わらない。
この様なリーダーの場合、生産性も低く、そしてチームのまとまりもないのだ。
実は、以前私が勤めていた病院のトップは放任型のリーダーだったと言える。
良く言えば、現場に任せてくれていたと言えるが、この研究の通り、各部署ごとに仕事をしており、病院全体としてのチームワークにまとまりがなかった。
やはりリーダーの役割としては、部下が目標達成の為の道を外れそうな場合、軌道修正したり、目標達成の為に人間関係の調整も行う必要があるのだ。
このバランスに長けたリーダーが民主型リーダーである。
民主型リーダーは、目標設定からみんなで話し合いをして決め、実際の作業にも関わるタイプのリーダーだ。
実際の作業に関わっている為、チームの問題点や課題にも気がつきやすく、軌道修正も行いやすい。
そして、その度に皆で話し合い方針を決めていくため、チームとしての団結力も高くなる。
そうすると、結果的に生産性も上がるのである。
この研究から、リーダーとして必要な能力は、部下と共に物事を行う力という事になる。
現場も知らずに指示だけを出すリーダーは、良いリーダーとはいえないのだ。
目標も人間関係も大切にするリーダー
心理学者の三隅ニ不二はPM理論という、リーダーシップに関する理論を打ち立てた。
PM理論のPとはパフォーマンス機能、つまり目標達成のための機能だ。
対して、Mはメンテナンス機能、人間関係を調整する能力である。
三隅によると、理想的なリーダーとは、PにもMにも偏らず、バランスの良いリーダーだという。
つまり、目標達成のための行動を促しながらも、目標達成の過程で生じた、個々のメンバーの悩みやチーム内の人間関係の問題にも関与すべきということなのだ。
三隅の理論からも、理想的なリーダーというのは、目標達成もチームワークも蔑ろにしないものだとわかるだろう。
最後に
今回はリーダーシップについて解説してきた。
レヴィン、三隅双方の理論に共通しているのは、目標達成とチームワークの調整のバランスである。
どちらか一方に偏ると、チームは上手くいかないのである。
そこで大切になるのが、個々のメンバーに関わる能力である。
能力の高い人物に簡単すぎる課題与えると物足りないだろうし、その逆を行うとその人物には負担になってしまう。
個々のメンバーの能力を見極め、能力に応じた関わりが必要なのである。
つまり、理想的なリーダーシップとは、目標達成・人間関係の調整のバランスをとることだが、その為に必要となるのは、状況に応じた行動をとれる事である。
一度決めた事をそのまま押し通すのではなく、目標達成状況や、メンバーの状態に応じて関わり方を決めていく能力が求められているのだ。
その様な行動を可能とする情報を今後も発信していくので、是非参考にして頂きたい。
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