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お金のない人の思考回路って話

この漫画を読んで、リプ欄でも散々言われているように、
「借りたお金なのに、返したくないと思ってしまう」
「貸主に対して『返金、受け取るんだ?』て思ってしまった」
等々の件には1ミリも共感できない、
というか、これも散々言われてるけれど、
2ヵ月とか全然すぐじゃねえし、さっさと返せやと思ったんですが。

と同時に、ああこういう思考の人間だから、
友達に100円ぽっちとかじゃなく、
万単位のお金を借りなきゃならない状態になるんだろうなあとも思いました。


とてつもない災厄に見舞われ続けていて、
到底“自業自得”とは言えないような状況の方々を除いて、
お金ないない言ってる人って、
ことごとくお金に対して“プラス”思考だよなぁと思います。

例えば今実際に口座にあるわけではないのに、
来月ボーナスが入ってくる予定だから、今月先取りしてコート買っちゃおう、みたいな。
結局この漫画内の“1万円”も同じような思考で、
自分に都合のいいように解釈されてるものだと思うんですね。


自分のお金であれば、“1万円”を使っていけば“0円”まで減っていくわけですけど、
借りたお金の場合は、本来“なかったはずのお金”なので、
概念的な話でいえば、使って“0円”まで減っていくのではなく、
そもそもが“0円”スタートなんですよね。
使えば使うほど“マイナス円”になっていくっていう。

で、ようやくお金を返す目途が立ったよと、
自分のお金として“1万円”の収入が入ったとなれば、
そこでようやく“マイナス”から“0円”の状態に戻るっていう。
なんで、物理的に今自分の財布の中に在ろうとなんだろうと、
それは自分が使えるお金じゃない、
その“1万円”に限っていえば、自分が使える分は“0円”だよと。

でもここでまた、先の“今手元にないボーナス”のようなプラス思考を働かせて、
「これは今自分の手元に在るから、自分のお金なんじゃ……」みたいな
歪んだ認識になっちゃうのかなと。


で、これに対してきちんと貯蓄の管理とかが出来る人って、
お金に対して“マイナス”、“マイナス”な思考だよなと思うんです。

先のボーナスの話でいえば、
来月ボーナスが入ってくることは確定事項だけれど、
実際に“今手元に在る”わけではないのだから、決してそれを“在るもの”として計算しない、
実際に振り込まれて初めて、“使えるお金”として認識するというか。

で、逆に出費に関していえば、
先々確定している出費があるのであれば、
既にそれは“無いもの”として、先ずマイナスしておいて、
その残額から支出の計画を立てていくっていう。

これも逆に“お金ないない”の人たち的には、
先々出ていくことが確定しているお金があったとしても、
実際に“今手元から無くなった”わけではないから、
取り敢えず今は、“在るもの”“使えるお金”として認識しちゃうっていう。


先取り先取りで自分のお金に“プラス”していっちゃうか、
はたまた、先取り先取りで“マイナス”にしていっちゃうか、
お金ある人、ない人には、そういう思考タイプの違いがあるように思います。

ほんでもって最後に、これもリプ欄で、
「みんな友達にお金借りなきゃならないような状況になったことがないから、
 批判的なリプが集まっちゃったんだろうね、みんな幸せだね」
みたいな意見も付いてましたが……。
(つまり、それぐらい切羽詰まった状況だったら、
 返したくない気持ちも分かるってこと?)

そこまで切羽詰まった状況なら、親もしくは行政頼るか、
レイクするなりアイフルするなり……(爆)
取り敢えずそこまでヤバイ状況だったら、
初手で“友達にお金借りる”ってのは選ばないんじゃないかなあと。

うん、そんな激ヤバな状況なら、友達にお金借りてる場合ではないと思う。
つーか、そんな激ヤバな状況、
「うん、来月には返せるよ~」みたいなライトな状況でもないのに、
貸金頼む時点で、お前その人のこと友達だと思ってないよね?とも思う(笑)

まあ、分かんないです。
自分は貯蓄できる側の人間なんで(爆)
取り敢えず人から借りたお金は返しましょう(当たり前)

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