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#5 忙しい日々の中、自分の軸を安定させる ~ヨガの先生になってから~

この手紙は、2022年12月27日に母国語である中国語で書き、このあと日本語に翻訳したものです。

あっという間に年末になり、みんな振り返りを投稿しているのを目にする。祝日の雰囲気が苦手なため、基本的に振り返りしないが、日本の冬休み期間中、鬼忙しかった1ヶ月を文字で記録することで、自分のペース落ち着かせたいと思う。

ヨガの先生になってから、これまでに10人の生徒に教えてきた。大学の友人やサークルの先輩、オンラインコミュニティの友人たちだった。みんな若く、ヨガに触れたことがない人たちばかりだった。友人にヨガを教えるたびに、普段の会話では気付けられなかった細かい点に気付けた。アーサナと呼吸に身を委ねることで、言葉と表情の仮面を通り越して、全ての感情が素直に現れることに気づいた。

その中でも、日常生活でとても自信家な女の子がいた。アーサナの練習中に、彼女の肩がとても緊張していた。そこで、優しく手で肩を大地に向かって伸ばさせ、彼女の全身の筋肉を伸ばすのを手伝った。最後のシャバアーサナで、私が見たことのない、彼女の穏やかな表情が見えた。

初めてオンラインで一対一のヨガレッスンをするとき、カメラを通して、生徒のアーサナと呼吸をより全体的に見守ることができることに気づいた。体の接触でサポートできない場合でも、言葉の指示によって、生徒が自分に最適な動きを探り当てることができた。シャバアーサナと瞑想の練習をした後、彼女は「オンラインのヨガには疑問を持っていたけど、練習することで、外の環境や他人のプレッシャーに気を取られず、サンサンの声を楽しめた。自分の体とこんなに親密になれたことはなかった」と教えてくれた。

「ヨガは体と呼吸を連動させるする練習であり、完璧なポーズを求める競技ではない。自分にとって最も気持ちのいいポーズこそが正解」と、私の先生は特に強調していた。自主練しているときには完全に理解できなかった、初めて複数人にヨガを教えたとき、それぞれの動きが異なり、みんなそれぞれ特別な命であることを深く理解した。

異なる視点から自分を知る

生徒からのフィードバックは、自分自身を違う視点から知る良い機会だ。レッスンの後には、常に生徒に改善点があるか尋ねた。生徒たちは喜んでFBしてくれた。アーサナの練習以外にも、私の笑顔、温もり、そして癒しの声が、友達たちが私と一緒に練習する理由であることを教えてくれた。誰かと繋がることによってもたらしてくれたエネルギーが、YouTubeの動画について独りで練習するだけでは得られないことだとも。

それと同時に、生活の一部としてヨガを教えることは、心身のバランスを保つことと、今ここを大事にすることを常に思い出させてくれる。私の先生はよく言った。「心理カウンセラーからコーチまで、ヒーリングに関する仕事に従事している場合、人を助ける前に、まず自分の心の平和を保つ必要がある。それがヨガである。日々絶えない練習を通じて、自分の内側から光と愛が自然に他人と伝えられる。ヨガは私たち自身の表現である。」

命と素晴らしい日々へ、ありがとうっと

流れる命の川に感謝する

今年は世界中だけでなく、私自身のステータスも常に変化している波打つ年だった。

ヨガに出会い、全般型不安障害や睡眠障害を治癒する可能性を見つけたが、ストレスで時々バランス崩された心の状態に戻ってしまう。独りでいることや自己探求、瞑想を楽しんでいる間にも、好奇心を抑えられず、毎日新しいことを探求してしまう(最近は都市論やコミュニティデザインにハマっている)。心身のバランスを保つことが持続的な課題だから、これからも向き合っていくことになるだろう。

これからも、趣味としてヨガを教え続けたい。瞑想の後、友達とゆっくり目を開け、視線を交わし、笑顔で合掌する時間が大好きだ。その瞬間、心が共鳴し、言葉では言い表せないものが生まれるのを感じる。

忙しい都会生活では、お互いに心を開く時間は非常に貴重であり、求め難いものだと痛感している。私と一緒にヨガを練習することを通して、短い間だけでも誰かと心がつながり、マスクと肩の荷をおろし、本当の自分と立ち向かう時間を提供したくてやまない。

今年の全ての出会いと絆に感謝を捧げたい。

では、また。

サンサン

2022年12月27日



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