Sunshine(サンサン)

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Sunshine(サンサン)

言葉では定義できたい、とある自由な魂 https://gesnimbar.studio.site/ 連絡:engura.alle@gmail.com

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  • ~過去と未来へ届ける手紙~

    サンサンが心の旅路を辿る中、自分へ、自分のために伝えたい言葉を綴る。

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Who am I?〜自己紹介を掘り下げる〜

自己紹介がずっと苦手だ。 4月に入り、自己紹介しなければいけない場がたくさんあり、じっくり考えてから話そうと思ったら、先に引き延ばして何も言えないままでいる。 その場の雰囲気に対応するフォーマットに嵌めたら簡単なのでは?と思われるかもしれない。確かに、今までの人生もそうしてきた。場とコミュニティの性質によって臨機応変にペルソナを作り、聞かれたい情報だけ教え、本当の自分を見せなくてもいいと思った。 でも、今の私は、ペルソナの仮面を全部捨てると決めた。 ネットの私、学校の

    • #8 自分を「受け入れるしかない」から「無条件に愛する」まで

      今日で私がこの美しい地球に来てから22年目になった!! ふう、大声で叫ぶと気持ちがいい。 よく知っている人たちは驚くだろう。なぜなら、これまでの数年間、誕生日になると「また一年何も成し遂げられなかった」「時間があっという間に過ぎて、人生は意味なんてあるのか」という思いに沈んでいたからだ。 こんなに大きく変わったのは何が原因だろう? この手紙では、「自分の言語能力に対する劣等感」から「自己表現に対する無限の自信」への変化を例に、自己批判、失望、諦め、無力さな受け入れから、

      • #7 自分のために書くこと:本当の自分と向き合うための内的対話

        サンサンへ 私はこの3ヶ月間、手紙を書けずにいた。 いいえ、書けなかった。どうやって言葉を絞り出そうとしても怖くて何もできなかった。 前の手紙が送信された後何が起きたのか、半年前のあなたは多分想像もつけないだろう。『貧乏性』について書いた手紙を受け取って、傷が言語化されて初めて自分がどれだけ傷ついたことを知り、しかもその手紙で書いた理由以上に、私のたくさんの側面と関わっていることにゆくゆくと知った。 そこが私のヒーリングの原点だったと言っても過言ではない。ヒーリングの

        • #5 忙しい日々の中、自分の軸を安定させる ~ヨガの先生になってから~

          あっという間に年末になり、みんな振り返りを投稿しているのを目にする。祝日の雰囲気が苦手なため、基本的に振り返りしないが、日本の冬休み期間中、鬼忙しかった1ヶ月を文字で記録することで、自分のペース落ち着かせたいと思う。 ヨガの先生になってから、これまでに10人の生徒に教えてきた。大学の友人やサークルの先輩、オンラインコミュニティの友人たちだった。みんな若く、ヨガに触れたことがない人たちばかりだった。友人にヨガを教えるたびに、普段の会話では気付けられなかった細かい点に気付けた。

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        • ~過去と未来へ届ける手紙~
          8本

        記事

          #4 ストイックへの処方箋:非二元論から学んだこと

          過剰なポジティブシンキングが私のメンタルヘルスを悪化させた話と、ノンデュアリズムで自分と和解した話。 サンサンへ モロッコから戻ってきてからの2週間、学期が始まる厳しい現実と直面し、2ヶ月前の不安、虚無感、孤独感の海にまた溺れそうになった。ヨガの旅を始めたいと思ってたが、Youtube 動画を見て練習するだけではだめだと思った。 考えた末、200時間のヨガインストラクタートレーニングに参加することにした。ヨガの先生になりたいというわけではないが、ヨガの歴史、アーサナの理

          #4 ストイックへの処方箋:非二元論から学んだこと

          #2 そして、地球の向こう側でヨガと出会った

          モロッコで私の人生を変えた8人のドイツ人の女の子と出会った話。 サンサンへ 本当にお久しぶり! ここ数か月は、プロジェクトや展示会、引っ越しなどで大忙しく、精神的な健康状態も非常に悪化していた。自分自身にさらにプレッシャーをかけることは避けたいと思い、手紙を書くのを控えていた。あなたは寂しく感じていたかな? この手紙で、私がモロッコでヨガと出会い、愛とつながりを初めて感じた物語をしよう。 2022年8月末、私は一人でモロッコに向かい、カサブランカから5時間の列車に乗

          #2 そして、地球の向こう側でヨガと出会った

          #1 ラベルから解放する

          アイデンティティ危機に直面して サンサンへ 6月がやってきて、この頃になると暑さは避けられない。 先日、大学で読んだエスニックアイデンティティ関連のエッセイ『Maybe you only look white』が印象に残った。 (これに基づいて書いた『権力構造との対決:ジェンダー・差別を超えるために』もまとめて読んでくれると嬉しい) ミネソタ州立大学モリス校で多文化文学を教えるBecca Gercken-Hawkins 先生の執筆。著者はチェロキー族とアイルランド系

          #1 ラベルから解放する

          #0 ~旅立ち~少しずつ、本当の自分を伝えよう

          サンサンへ 初めまして、と言ってもいいだろうか。 文章を書くのが苦手で断念してきた自分がようやくペンを持ったんだ。なんと驚くべきことだろう。妙に思えるかもしれないが、それはさておき。 なぜ文章を書きたくなったかといえば、自分が全般型不安障害であることに気づいたことから語りたい。私が、常に怠惰と退屈を恐れ、常に新しい情報を求めるあまり表面的な情報しか得られなかった。思い返せば、高校時代から自分の不安障害の症状が現れていた。それ以来、生活の喜びは感じられなくなり、自分への失

          #0 ~旅立ち~少しずつ、本当の自分を伝えよう

          #3 創作できなかったことについて

          自分にとって、創作することが一体なんだろうか。 幼い頃から絵やグラフィックが好きで、特に何も考えずに美しい線を描くのが一番の喜びだった。 中学時代の6年間は、未熟でありながらも自分でも好きな絵がたくさん描けた。 しかし、18歳になったとき、私は急に絵を描けなくなった。 紙にペンを走らせようとすると、考えなければいけないことに頭が先に疲れ切って、どうしても進められなかった。テーマ性、構図、対比、ジェスチャー......絵画に関する知識とテクニックが増えれば増えるほど自分の

          #3 創作できなかったことについて

          「地球がまわる音を聴く」展を最終日ギリギリ滑り込んだ話

          森美術館で開催された「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」を『鑑賞を鑑賞する』(後述)のチームメンバーと訪ね、終わった後に2時間以上お互いの感想を交わしビジュアライズしたことをせっかくだから文章化して残したいと思う。 コロナの時間軸を超えた不変的な何かテーマとしてのパンデミックの主張の強さもあって、行く前に「デジタルやらハイブリッドやらの話やろ」と推測したけど、いい意味で全く裏切られた。コロナ禍後という短い時間軸についての議論ではなく、1000年以上渡

          「地球がまわる音を聴く」展を最終日ギリギリ滑り込んだ話