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チームで介護をするにはどうしたらいいのか?

僕がやりたいことは、チームで介護をすることを仕組み化すること。

介護保険制度は、居宅支援事業者がいて、各種サービス事業者がいて、それぞれに運営規定を定められ、サービスを提供するにあたり法人化が義務付けられている。
居宅に属するケアマネは利用者にアセスメントを行い、サービス事業者と相談しながら、ケアプランを提案し、利用者を各種サービスにつなげ、各種サービス事業者は利用者にサービスを提供し、ケアマネは月1回モニタリングをして、サービス実施状況を確認する。
確かに、制度として統制がとれているようにみえるのだが、もやもやが残る。なにが問題なのだろうか?それは、恐らく、介護保険制度はお金を扱う制度であり、人間を扱う制度ではないからでしょう。介護保険制度のみではなく、公的サービス全般に言えると思うことだが、税金という特殊なお金を扱かうがために公平性をプライオリティの最上にもってきてしまい、制度を運用する人間を時間とお金の尺度でのみ計ってしまう。そこには、いつも使ってもらうための人間を中心にした、サービス全体の設計が欠けている。もしかしたら、使ってもらいたくないのかもしれない。もしかしたら、公がやらなくても、我々で智恵を出したら問題を解決できるかもしれない。そう思うわけです。

そもそも、あるべき介護の姿はどういったものか?


これは私の私見ではあるが、一人の利用者に対して、ケアマネ、サービス提供者、医者が、一人ひとり役割を全うし、一つのチームとして連携し合いながらサービスを展開するのが理想なのではないでしょうか。
制度だけみたら、上でも書いた通り統制が取れているように思う。でも、制度でしかつながっていないようにしか、どうしても思えない。それは、彼らが自らの役割を全うしていないと言っているのではないです。システム開発であったり、コンサルであったり、スポーツであったり。。。チームといえば、密な連携をとり、目的をもって形成され、全員が同じ情報に触れ、その情報の中から、自身がやるべきことをチームの一員としてやる。チームというのはこうあるべきだ。しかし、この介護保険制度という位置づけの中のチームというのは、それぞれが法人として縦割りにされ、ケアマネとサービス事業者すら密に連携がとれていない。連携といえば、給付業務関連がもっぱらで、アセスメント情報すら共有しないなんてことも聞く。さらに、ケアマネに関してはサービス提供者に不要なサービス提供をさせないよう監視役のような役割も期待される。これでは、同じ方向を向いているのでしょうが、それぞれの間にみえない壁があるようだ。この壁をなんとか取り外せないだろうか?そしたら、待遇は変えられないかもしれないが、現場の働きやすさは劇的に向上すると思う。情報連携が早くなるのはもちろんで、それ以上に人と人の壁が薄くなる。そしたら、人間が定着し、安定したサービス供給ができるのではないだろうか?


組織に壁ができてしまう原因


なぜに壁ができてしまうのか。最もわかりやすそうな理由から検討してみようと思う。言うまでもないかもしれないですが、法人が違うからです。法人が変われば経営方針も変わり、情報の取り扱い方も変わり、人間の動き方が変わる。では、法人が同じであれば、壁はなくなるのか?そうではないです。法人が同じでも、部署、チームが変われば、壁が出来上がります。部署ごとの売り上げ競争であったり、チームのローカルルールであったり、空気であったり、様々な理由が壁をつくります。それでは、一体なにが見えない壁をつくっているのか?それは、人間の心理が壁をつくっています。そして、人間の心理というのはあらゆるものに影響を受けるので、結局関係者に触れる、有形・無形のもの全てを人間中心に分解し、再構築しないといけない。そこに法人の差があるとおもってしまったら、法人としての壁ができてしまいます。一方で、法人の差があったとしても、目的をもち、同じチームとして活動したら、チームとしての壁が出来上がり、法人の壁が薄くはならないだろうか?チームへの帰属意識は、人間を定着させないだろうか?あらたに、チームの壁を作ってしまえば、既存の法人の壁は人間にとって透明にならないだろうか。だから、システム上でチームを形成するサービスを作りたいと思っています

介護における最適なチームとは何か?


一番簡単なイメージは、利用者、ケアマネ、サービス提供者、その他メンバーをいれたグループチャットのようなものです。このグループは、利用者の数だけ形成され、それぞれにケアマネ、サービス提供者等の関係者を格納し、出来上がるチームです。このようなグループの中には、アセスメント情報、ケアプラン情報、担当者会議情報、モニタリング情報、ケア記録情報等を整理収納でき、グループに公開され、日々アップデートされていきます。いま、上記について、詳細に企画を練っており、だんだん出来上がってきております。もしこのようなプロジェクトにご賛同頂ける方がいれば、以下からご連絡いただけると幸いですいっしょにやりましょう。現場の声を、丁寧に反映されながら、使われるシステムになってもらいたいです。https://twitter.com/george0421
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