ポケストップ探訪記 #1 精矛神社

どうも、ゲオルグです。

記念すべき1回目は自分が故郷を離れ鹿児島に進学する理由の一端となった方を祀った、精矛神社(くわしほこじんじゃ)。

神社を史跡というのはいかがなものかと考えましたが、どうしても外せませんでした。

祭神は精矛厳健雄命(くわしほこいずたけをのみこと)。

生前の名は、島津義弘。

四人兄弟の次男でありながら、伝承されている武勇の多さから兄である義久を差し置いて、他社ですがコーエイやカプコン、セガといった各社のゲームに登場していることもあり、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

さて、教科書では教えてくれないこちらの武将。

実は教科書でも習う関ヶ原の戦いに西軍の武将として、65歳という年齢で参加しています。

結果は西軍の敗北。
しかし、義弘を筆頭とした島津軍は負け方も何とも荒々しく、正面の敵陣を突っ切りそのまま逃げるという方法を選びました。

この敵中突破で義弘は甥の豊久を始め、多くの部下を失ってしまいましたが、義弘は生きて今の岐阜県から鹿児島県までの逃亡を果たしたのでした。

現在でも鹿児島市では毎年秋に義弘の帰還を讃えて、甲冑に身を固めた人々が10km以上の道のりを歩く「妙円寺詣り」というお祭りが催されています。

その後義弘は、精矛神社のある加治木町でその生涯を終え、明治時代に神様として祀られるようになりました。

何故祀られるようになったかについての詳しい説明は、また別の機会に。

一昨年、大河ドラマの影響で活気づいた鹿児島県。

実は県民もあまり良く知らない英雄が、ひっそりと眠っています。

それでは、また次回。