日本のトイレはなぜ「世界一」になったのか?…『テルマエ・ロマエ』作者が綴る〈新ニッポン論〉 #2 望遠ニッポン見聞録
巨乳とアイドルをこよなく愛し、世界一お尻を清潔に保ち、とにかく争いが嫌いで我慢強い、幸せな民が暮らす小さな島国、ニッポン。『望遠ニッポン見聞録』は、長年、海外で暮らしている漫画家、ヤマザキマリさんが、近くて遠い故郷をあふれんばかりの愛と驚くべき冷静さでツッコミまくる、目からウロコの「新ニッポン論」です。本書の中から、一部を抜粋してご紹介しましょう。
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ぽっとんの闇が生んだ、世界最高峰トイレ文化夜中にふと尿意を催したもののトイレに一人で行くのが怖くて、無理矢理