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生まれる

東北地方 1995年 雪深い土地の山奥の病院で生まれる。

母 23歳
父 25歳

当時の家族構成: 父と母、母方の両親、祖母(私からみたら曾おばあちゃん)そして生まれたばかりの私。

この頃はまだ母の実家に住んでいたそうだ。

村、むしろ集落?くらいの田舎。

なお、この家は後に起こる災害によって全壊となる。

この当時の記憶は全くない。

当時の写真を見たのも、もうだいぶ昔の話。


大人になって、結婚した今、この環境で暮らしていた父の凄さが良くわかる。

後からわかった話、母との結婚には「母の両親の面倒を見る」という条件付きだったらしい。

母は母で、両親から口すっぱく、家を継げ、老後の面倒を見るように、と言われていたらしい。

母は高校卒業後、東京で就職するが、3年で実家へ戻る条件付きだったそうだ。

信じられない。時代なのか、田舎の狭い世界だから、こうなってしまったのか。

よく親の言うことを聞いたなぁ母よ。

そしてよく結婚したなぁ父よ。

そんなに母のこと、好きだったのか。


こんな風に文字にするとなんだか母の両親は毒親 に見える。?

母にとってどんな両親なのかは私にはわからない。

父にとって、どんな義両親なのかも私にはわからない。

ただ、私にとっては普通のよくいるおじいちゃんとおばあちゃんだった。

(だった、と言うが祖母はまだ健在。)


記憶にはないが、父と母は私が生まれたすぐ後に、母の実家から車で30分程離れた場所に家を建てる。

これにより、私と両親は村から町へ拠点を移し、家族3人の生活を始める。

中卒の父が25,6歳にして住宅ローンを背負った。

なおこの住宅ローンはあと3年程で完済するらしい。

本当、尊敬する。

私にはそんな勇気も覚悟もない。


新しい家へ越した時の記憶も全くなし。

私が2歳になると妹が誕生する。




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