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出会いが私に与えた新しい世界

オープニングのバイトで、本部から指導に来ていたYさんとの出会いがありました。Yさんは、イケメンで仕事もできる「お兄さん」的な存在で、少し憧れを抱いていました。パートのお姉さんたちも、高校生の私と仲良くしてくれて、それがとても嬉しかったです。店長と社長は少し謎な部分が多く、納得がいかないこともたくさんありました(笑)…が、それも一つの経験だったのかもしれませんw

そんなある日、私は普段通りお客様に接客をしていたのですが、たまたまその姿を見ていたのが、後に大変お世話になるラウンジの「ママ」でした。後になって、「お年寄りのお客様に丁寧に対応していたのが印象的だった」とママが教えてくれたんです。それがきっかけで、ママは私に声をかけてくれたようです。

お会計の時に、「よかったら連絡ください」と名刺を渡してもらい、何が何だか分からなかったし、その時は驚きましたが、誰かに何か認めてもらえたような気がして、とても嬉しかったのを覚えています💓

当時、私はまだ17歳だったので、水商売はできない年齢でしたが、「18歳になったら絶対に連絡しよう」と決め、ママからもらった名刺を大切に持っていました。こんな素敵な人に声をかけてもらえるなんて、私にとってはすごく特別な出来事でした。すぐにお母さんにもそのことを話しました。

18歳の誕生日(11月)を迎えるまで、ずっとその名刺を大切に保管していました。そして、誕生日を迎えた後に、私は勇気を出して携帯からメールを送ったんです。

…そういえば、当時は原付に乗っていて、同い年の友達Yとよく一緒に走り回っていました。あの原付、お父さんが買ってくれたんだっけ??確か5万円くらいだったなぁ。古くて少しダサかったけど、そんな高価なものを「私」に買ってくれた、その事がとっても嬉しかったんです。ヘルメットはボロボロだったけど、それでも友達と一緒に隣町までよく行ったりして、本当に楽しい思い出です^^💙時には、ナンパ待ちをすることもあり(笑)、ワクワク、ドキドキする日々を送っていました。

そして、あの時に受け取った名刺が、私の人生に新しい扉を開き、さまざまな経験を通して価値観が大きく変わるきっかけになるとは、その時の私は特に深く考えていませんでした。

続く…

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