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読書感想 江戸川乱歩 孤島の鬼

江戸川乱歩といったら、「明智小五郎と怪人二十面相シリーズ」「少年探偵団シリーズ」
ですよね。

しかし!
私は江戸川乱歩が好きなのですが、
実はそれらはほとんど読んだことがありません……


というのも、少年探偵団などのシリーズは子供向けに書かれた作品でして、私にはすこし物足りなく感じてしまうのです……


逆に、そのシリーズ以外は見事に変態小説ばかりなんです。


その変態っぷりが私にはたまらないのです!!


変態さ加減が絶妙なのです! 
(具体的には女性でも程よく楽しめる加減の変態さということです)

変態っぷりを楽しみたいかたは
「芋虫」「人間椅子」からどうぞ!


江戸川乱歩の作品は短編が多い中で
「孤島の鬼」はなかなかのボリュームです。

しかしハラハラする展開が続き、あっという間に読めてしまいます。

江戸川乱歩の作品は、文章が美しく、とても読みやすいと私は思います。

どれだけエグい事が書かれていても、文章が美しいことで相殺されて、
それほど胸苦しさなくスルスル読めるんです。


「私はまだ三十にもならぬに、濃い髪の毛が、一本も残らず真っ白になっている」

こんな風に物語が始まります。

主人公はある事件に巻き込まれたことにより強烈な恐怖体験を味わい、髪の毛が真っ白になってしまいます。

その事件とはなんなのか。

ミステリ好きにはたまらないストーリー展開となっています。  

そして、色々と深いテーマがたくさん盛り込まれています。

読みごたえ抜群のこの作品、
ネットでいつでも読めるので、ホラーやミステリ好きの方は読んでみてはいかがでしょうか。










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