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第4話オリジナル曲『パセリのうた』~素の味も丸ごと愛してよ~の巻

皆様ごきげんよう
誉梓です。
音楽家(作曲·ピアノ演奏·シンガーソングライター)として活動しております。

本日はオリジナル曲『パセリのうた』を歌詞と楽曲に込めた思いなどを綴ろうかと思います。

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『パセリのうた』
お子様ランチに最初にワタシ入れたのは
どこのどいつかしら全くセンスがないわ
ただのメインの横のお飾りなのでしょうか
いつも引き立て役お後はお残しコース

指で摘まれて爪弾きの刑
時にはフォークでお皿の隅に追いやられ
「はぁ、私って可哀想」

食事が始まれば用済み
苦いの臭いのは苦手でしょ
ひとくち齧ればご乱心
覚悟が無いならやめときなさい
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この間シャレオツなカフェで注文してた
グラタンやドリア、ラザニアとかその類
まるでハムスターと錯覚しちゃうような
美味しそうな笑顔も私に見せられるのね

「残念なお知らせです。
皆様がよく食べている"その類"。
よく見ると上にパラパラと緑の粉がかかっていませんか?その、正体をご存知でしょうか? 」

「……その名は、乾燥パセリ!」

加工がされてりゃ食うのかよ
素の味もまるごと愛してよ
ィヤなとこは隠してご安心!?
ちゃんとワタシの癖と向き合って

セロリもパクチーも他人事じゃないのよ
除け者じゃなくてユーモアが伝わらないだけ

食事が始まればご執心
お肉、寿司、チーズに舌鼓
栄養もちゃんとあるんだよ
心配しているからね今日も

また空っぽのお皿の上


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この曲は私のオリジナル曲の中で1番口悪い書き方をしているアコーディオン弾き語りの曲。
これでも抑えた方だ。
それでは今日はそれを一旦、爆発させていただきます。一旦ね。

この曲の中では、

パセリは生だと苦くて食べられないって話なの。
そう、ポイッとお皿の隅にね。
けど、乾燥パセリにしたら美味しくいただけてしまう。いわゆる加工された姿。
……要するに。

そのまんまの自分を受け入れて欲しい!
理解して欲しい!
この曲ではそれが全て!


集団ではちょっと自分を偽れば受け入れてもらえたり、ニコニコしてれば仲間に入れて貰える可能性がある。加工されれば美味しく食べてもらえる。そう、パセリと同じなの!!私たち!!!!!

けれど私はそんなものは望んでない。
1人でもいいから深くから互いを理解し合えるヒトが傍にいて欲しい!!

では1対1の場面はどうだろう。
1対1の人間関係の恋愛とすると、よく聞く話。
「元カノはもっと気がきいたのになぁ〜🥴
「元カレはいつも奢ってくれたよぉ
🥺

おだまり。

誰もアナタのために生きてませんから。
私に理想を求めるのなら、アナタが私の理想になってからにしなさい。

「あなたの全てを受け入れます」
                    対

「私の中の理想とするあなたを受け入れます」

これでは基本的には釣り合わないはず。
第一印象と最初の波長は良くても、蓋を開けたらこんなんでした〜なんてね。「あー、やっぱりこの人もホントの私を見てはくれてないのね」ととてつもなく空虚な心持ちになる。

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私には嫌いな……というか、扱い方に困っている言葉がある。それは「愛してる」という言葉。
この言葉からは"他人のモノサシ" "エゴ"をとても感じてしまう。
「愛してる」にあたり2つの疑問が浮んでくる。
·あなたは私のことどれだけ理解してるの?
·私はあなたのことどこまで理解出来てるの?

の2つだ。

衝動で「愛してる」と言われるのが本当に苦手。
私という人間をよく研究してから言って。
私の何がどのようにどうして好きなの?
このよう私はつい理論だててしまうがこれは善悪の判断を自分なりに付けるためのやり方だったりする。 自分が納得したいというワガママなのだけれど。……本当にめんどくさい性格だと我ながらつくづく思う。

だから、人に自発的にその言葉を言うことは出来ない。その人の全てを知っている訳では無いし、ちゃんと理解出来たわけでも無いから申し訳なくなってしまう。それに、勘違いが生まれる可能性だってある。

心の壁の攻略もせずに「愛してる」なんて言うもんならそれすなわち、「あなたのテリトリーに土足で踏み込みます」と同意だと見なす!!

ちょっと怖い書き方だけどこの位の気持ちでいないと「その人にとっての理想の私」を愛されることになるから。「ホントの私」は理想で塗りつぶされて自分でも見えないようにされてしまうから。それによってモヤモヤは積もったり、自信喪失したり。

________そんなあなたは!!________
ついつい尽くしてしまう依存体質!
けど熱しやすく冷めやすいのが特徴!

これはこれで抵抗の仕方が間違っているのかもしれないけどね。心の壁を作りすぎている。

……不器用。
……繊細。
……不器用。

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私は私でいいし、あなたはあなたでいい。

誰もがそのまんまの私を面白がってくれればいいのにね。どんなに変な私でも。
"そのまんま"を味わってみてダメなら仕方ないと諦める。
けどさ、自分の理想で塗りつぶすのはその子の個性や良さを殺すことになり兼ねない。
ちゃんと理解しないと。
ちゃんと愛を交わさないと。

でも、大丈夫、どんなに否定されようが
あなたはあなた。唯一無二。
そのまんまのあなたが好きだ。
あなたの笑顔が好き。

そうそう!イキイキとしてとても素敵!いいね♪

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では、ちょっと曲の中だけの話に戻って。

この曲の中では、
パセリは生だと苦くて食べられないって話なの。
そう、ポイッとお皿の隅にね。
けど、乾燥パセリにしたら美味しくいただけてしまう。いわゆる加工された姿。
というのを冒頭で記載した。

でもこれは裏を返せば、それって変幻自在っていう能力でもある。 何者にでもなれるということ。料理によって姿を変えるパセリ。

私は知っている。
パセリのないオムライスの寂しげな丸い背中を。
無いと寂しいんでしょ?と、パセリが言わんばかりにドヤ顔をかます。
さすがオシャレ担当。

人も同じ。
きっとあなたがいなかったらとても寂しい。
特別じゃなくても、そこにいて当たり前のあなたの声が、存在が、姿が、無くなっただけで心にぽかっと穴が空いてしまうんだ。
だから、勝手に居なくならないで。

とはいえ!!
しんみりする曲じゃないので♪
ギャグですから♪
せっかくnoteだから真面目に書いちゃった〜!
激重です〜笑

それではお聴き下さい!
オリジナル曲『パセリのうた』

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いつも誉梓の活動を応援し、見守ってくださる方々ありがとうございます。
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
誉梓

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次回 第5話
映画「帰ってきた あぶない刑事」レビューの巻

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