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一人でいる痛みを、簡単に埋めない。

私は精神の病気を患っていて、そのおかげ(?)で、一週間に一回、訪問看護といって看護師さんが話しを聞きに来てくださる。ありがたい話だ。

今日は、私が病気になるきっかけになった、三人の人の話をした。

詳しい話は書けないのだけれど、そこそこ苦しい話になったし、自分の芯にかかわる話になった。来月のはじめ、その話を発表する場があるので、それまでに話しをまとめようと思っている。

話を終えて、看護師さんに「何か感想はありますか?」と尋ねたが、看護師さんからは積極的には言葉を発したくなさそうだった。その看護師さんは、いつもそうだ。ちなみに訪問看護ステーションの長の方で私は信頼している

その日、話したテーマは「その人の欠けた部分はそのままにしておくか、自分で治すかするのが、ベスト」というのが芯だったので、「それで一朗本人が治していくのを待っているという事ですか?」と尋ねると「そうです」と答えが返ってきた。

痛い自分の言葉に、痛い答えが返ってきて、僕は満足した。

お酒、ニュース、友達、甘いものなど、「痛み」から目をそらさせてくれるものは世の中にいくらでもある。でも、今日は「痛いまま」いたい。

と、思いつつ、プリンを食べてしまった。

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